“初回108分スペシャル”として放送された第1話では、丸菱商事のエネルギー開発事業部から、バルカ共和国のインフラ会社・GFL社に契約金の10倍にあたる1億ドルが誤送金される事態が発生。

 関与が疑われたエネルギー開発事業部2課長・乃木憂助(堺)は、CIAの友人の協力により、契約金はテロリストのアル=ザイールがダイヤモンドにロンダリングして持ち出したという情報をつかむ。

 苦労の末、現地でザイールと対面した乃木は、「お前がVIVANTか?」と謎の言葉をかけられ、爆弾自決の道連れで殺害されそうになる。だが、駆けつけた警視庁公安部の捜査官・野崎守(阿部)に救出され、爆破による傷を治療するため、医療施設へ移動する。

 しかし、乃木と野崎は爆破事件の重要参考人としてバルカ警察に目を付けられ、追われることに。2人はそこに居合わせた医師・柚木薫(二階堂ふみ)を巻き込む形で逃亡し、野崎の協力者であるドラム(富栄ドラム)の協力を受けながら、唯一の安全地帯である日本大使館に逃げ込む――。