野球日本代表「侍ジャパン」の次期監督報道をめぐり、東スポ(東京スポーツ新聞)が日本野球機構(NPB)から一時的に“出禁状態”になっていたことが分かった。

 6月30日午前1時台に「東スポWEB」で配信した記事によると、栗山英樹前監督の後任として前ソフトバンクホークス監督の工藤公康氏に候補者が一本化されたという内容だった。

「工藤氏はソフトバンク監督在任7年間で、5度も日本一になった名将。侍ジャパンを仕切るNPBの関連会社に読売新聞は深く関わっているが、工藤氏はその読売傘下の読売巨人軍でもFA移籍してプレーし活躍するなど、読売の覚えもめでたいことから最有力候補として見られていました。ところがNPB側は『事実無根』と大激怒。井原事務局長も『一本化した事実はない』と否定する騒ぎになり、すぐさま東スポ側に抗議文を送付、7月19日・20日にNPB主催で開催される『マイナビオールスターゲーム2023』の取材証を発行しない事態になりました」(侍関係者)