最後はこの漢字!「僻事」

「僻事」の読み方をご存じですか?

「僻」は「癖」という字に似ているから「くせじ」?ではありません。

それでは、何と読むのでしょうか?

「僻事」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「ひ○○○」の4文字
  2. どちらの字も訓読みです
  3. 一文字目を使って「僻みっぽい」という言い方をすることがあります

以上の3つのヒントから考えてみてください。

「僻事」の読み方、正解は・・・


正解は

「ひがごと」

です!

平安時代には使われていた言葉で、当時は「ひがこと」と読んでいたようです。

使用例を見ると

  1. 間違い。事実に合わないこと。
  2. 悪事。非道。

というように、間違っていることをあらわす言葉です。ただ「僻」という文字が使われていることで、単なる間違いとは違ったニュアンスになっています。

「僻む」は「物事を素直に受け取らず、曲げて考える」という意味があり、「僻」という字には「ゆがんでいる、かたよっている」という意味が含まれています。

つまり、間違いや悪事が「かたよった思い込みによるもの」であった場合に使うのが「僻事」という言葉ということです。

先ほど似ている漢字として挙げた「癖」も「無意識に出る、かたよった好みや傾向」のことなので、少し似ていますね。

「僻事」の読み方、この機会に是非覚えてくださいね。