最近環境保全にまつわる単語を聞くことが多くなっていませんか。「エシカル」「サスティナブル」など…アパレル業界などを筆頭に使われる頻度が高くなっています。そしてその配慮は私たちの暮らしにまで。環境に優しい「エシカルライフ」を目指す人は、どのようにして過ごせばいいのでしょうか?

これから求められるのは環境を意識した行動! 「エシカルな暮らし」はどう取り組めばいい?

最近「エシカルライフ」や「サスティナブル」といった、環境保全に関するワードを耳にすることが増えています。

エシカル :倫理的という意味から、環境保全や社会貢献を表す際に使われる
サスティナブル :持続可能という意味から人間・社会・地球環境の持続可能な発展を表す

けれど、それぞれの意味を知っても、パッとなにを指しているのかがわかりづらく、私たちが普段具体的にどのような行動や工夫をすればいいのか? がわかりづらいと感じてしまう方も多いのではないでしょうか。アパレル業界が率先してブランドに取り入れたこともあり「おしゃれ」というイメージが先行してしまい、ハードルが高く見えている方もいるかもしれません。

けれど、実際に環境保全のことを考えた「エシカルな暮らし(エシカルライフ)」はちょっとした意識ですぐに身につけることができます。エシカルな暮らしは、「意識が高い人がすること」ではなく、すぐに始められることなのです。ぜひチェックしてみてくださいね。

必要のないものは「断る」

レジ袋が有料化になって、必要以上に袋を「もらう」ということがなくなった人も多いのではないでしょうか?

「ゴミ袋が有料になったからといって、それほどまでに環境に大きな変化をもたらすわけではない」と主張をする人もいるけれど、社会的な動きは取り入れやすいものからスタートするというのがセオリー。ゴミ袋有料化をきっかけに、環境問題について考えるきっかけを与えたり、今後の動きにもサスティナブル(持続可能なもの)な考えを少しずつ浸透させるという長期的な狙いがあって踏み切ったことでしょう。

ゴミ袋と同じく、環境を意識したエシカル思考を持った人は、不要なものは「断る」という考えが根付いています。必要以上にゴミを出さない(ゴミは燃やすとダイオキシンが発生するため環境汚染に繋がり、埋めることで土壌汚染につながります)という意識が根付いてるのです。
今後は海外と同じように、食料品は必要な分だけ買う「量り売り」や、「バラ売り」というスタイルに変化していくことでしょう。

修理して使う

使っていたものが壊れてしまったときも、すぐに新しいものに買い換えるのではなく「修理」して使うことを検討してみましょう。例えば粗大ゴミなどの大きなものを捨てる時には、処理コストというものがかかりますが、これをなるべく安くおさえるために、悪質な処理業者が使われるということも問題に挙がりました。このような業者が増えることで起こってしまったのが、不法投棄や不適正処理なのです。

日本はゴミの排出量が世界一の国。もちろん焼却炉の数も世界でもっとも多い国です。捨てるにもお金はかかっているので、壊れたものがあったとしてもすぐに消費を促すのではなく、使えるものは修理して使うようにお金の使い方を見直していきましょう。