最後はこの漢字!「叢雨」

「叢雨」を何と読みますか?

いったいどんな雨のことでしょう。

「ごうう」ではありませんよ…

「叢雨」の読み方のヒントは?

1.「叢雨」をひらがなにすると4文字になります。

2.海上自衛隊の護衛艦としても有名です。

3.「叢雨」の類語には、スコール、驟雨(しゅうう)、にわか雨、ゲリラ豪雨などがあります。

4.『軒先でしばらく叢雨が止むのを待っている』のように使います。

正解は…

正解は…

「むらさめ」です!

「叢雨」は、急に降り出して止む雨、または勢いが強まったり弱まったりする変化の激しい雨です。

「村雨」「群雨」と書いても正解ですよ。

「叢雨」と対照的に、一様に長く降り続ける雨は「地雨(じあめ)」といいます。

「叢」は、音読みが「ソウ」「ズ」、訓読みが「くさむら」「叢がる(むらがる)」、漢検準1級18画の漢字です。

秋から冬にかけて降ることが多いのですが、俳句では夏の季語とされています。

色々な雨

日本には雨にまつわる言葉が「叢雨」の他にもたくさんあります。

空梅雨(からつゆ):梅雨時にほとんど雨が降らないこと

五月雨(さみだれ):旧暦5月の雨、現代では梅雨の時期

慈雨(じう):日照りが続いたときに降る恵みの雨

遣らずの雨(やらずのあめ):帰ろうとする人を引き止めるように降る雨