3位以外にも、TEAM BANANA、さとなかほがらか、Aマッソ、爛々、スパイク、フタリシズカかりこる、河邑ミク、エルフ、にぼしいわしなどテレビで見かける芸人さんも結構多いのではないだろうか。女性芸人は現実主義な方が多く、男性のように叶わぬ夢だけを語ることなどせず、今の自分に何をしたら一番いいのかが男性より分かっている方が多いのかもしれない。他の大会でもこれまでテレビで活躍している芸人さんを多く輩出出来ているかといえば難しいと思う。
一見、女性だけでまとめているので競争率が低く、レベルが低いと思われる事もあったが、時間とともに確実にレベルが高くなっているだけでなくそこからのテレビ出演の確率の高さも伺える。昨年の参加組数は過去最高の735組でしたが、1組1組のレベルがどんどん高くなっている。2017年から始まったTHE Wは今年で6回目になるが、他の賞レースでの決勝勝ち上がり組数も上がっている。今年のABCお笑いグランプリでも決勝12組の中に天才ピアニスト、ダウ90000、ヨネダ2000、等の顔ぶれがある。
これはTHE Wが始まって女性芸人が完全にやる気を出したと言っても過言ではない。実は今まで女性芸人はM-1グランプリにおいてもキングオブコントにおいても男性の勝ち上がる組数が圧倒的な事に対して、絶望していた部分があった。しかし2017年から賞レースの決勝に勝ち上がりたい!という欲求を明らかに増やした大会でもある。THE Wはまだ開催して6年しか経っていないのでこれからもっともっと女性芸人の活躍が広がっていく事は間違いない。新たなるお笑い文化の境目に今まさに立たされている状態だ。目を離すな!