今年も女芸人No.1決定戦THE Wの開催が決定し、6月12日よりエントリーの受付が始まっている。1回戦は動画審査で2回戦から劇場でお客さんを入れながらネタをする事が出来る。この賞レースの凄いところは出演者が女性のみという部分も勿論あるが、併願エントリーが可能だ。ピンとコンビで出演可能と相方さえ違えればコンビで2回出る事もできる。常に2回の可能性を試す事ができるというのも大きいところ。

 そして芸歴不問という部分、R-1グランプリは芸歴10年以下のみの参加資格があったり、M-1グランプリは結成15年以下が参加資格だったりするが、THE Wには芸歴制限がないのです。芸歴10年以上の男性ピン芸人はネタで目立つ機会が賞レースきっかけではなくなっている。女性であればずっと活躍の場を広げていけるというのも素晴らしいところ。芸人ではないジャンルの出演者も活躍しているのは凄くいい部分だと思う。SKE48の福士奈央さんが準決勝に何度も勝ち上がっていたり、昨年はショウガールズという8人組のタレントグループの2人がショートガールズという名前で準決勝まで勝ち進んだりと、新たなる幅の広さもうかがえる。

 昨年の2回戦も非常にレベルが高くネタの質も笑いの量も多くとっている芸人さんですら敗退している組も目の当たりにした。昨年は12組のファイナリストが誕生し、優勝の天才ピアニスト、準優勝のヨネダ2000、3位の紅しょうがの3組がテレビやライブ活動で目立っており、日の目を完全に見ている実力者の顔で溢れている。