国の名勝・天然記念物に指定されている高千穂峡や、コレクション展を無料で観覧できる宮崎県立美術館、神話に登場する「天岩戸」を御神体とする天岩戸神社など、宮崎にある入場無料のおすすめ観光・おでかけスポットをご紹介します。
1.高千穂峡
阿蘇の火山活動で噴出した火砕流が五ヶ瀬川に流れ出し、急激に冷却されできた断崖で、国の名勝・天然記念物に指定されています。
高いところで100mの高さになる断崖が7kmにわたって続き、うち1kmには遊歩道が整備されており自由に散策が可能。とくに下流側にある高さ約17mの真名井の滝が有名です。
2.宮崎県立美術館
宮崎県総合文化公園内にある美術館。宮崎県出身またはゆかりのある作家、日本の美術の流れを展望するにふさわしい作家、海外のすぐれた作品を柱とし、約4,200点を収蔵しています。なかでも画家・瑛九の作品は1,000点近くを収蔵し、全国最多を誇っています。
特別展は有料ですが、収蔵作品を展示するコレクション展は無料で観覧でき、年4回展示替えが行われています。
3.天岩戸神社
西本宮と東本宮から成ります。西本宮では『古事記』『日本書紀』に書かれている天照大御神(あまてらすおおみかみ)が隠れたとされる洞窟「天岩戸」を御神体として祀っています。天岩戸を見学するには、社務所での受付が必要(無料)です。
そして岩戸川を挟んだ対岸には、天照大御神を祀る東本宮があります。社殿で参拝した後は、社殿の奥にある御神木「七本杉」もぜひチェックしてみてください。また川上には、八百萬の神々が集まったと言われる「天安河原」があります。いずれも拝観料はかからず、自由に参拝できます。
4.青島神社
青島の中心に位置する神社で、古事記にも登場する神話「海佐知毘古・山佐知毘古」物語の舞台。この物語に登場する神が祀られており、縁結びや交通安全などのご利益があります。
境内にはさまざまな願掛けや運試しがありますが、なかでも有名なのが、縁結びのご利益がある海神の祓(わたつみのみはらい)。願い符を御神水器(ごしんすいき)に浮かべ、符が溶けるまで真清水を掛けると願いが叶うと言われています。
また神社一のパワースポットと言われる「元宮」は、神社の境内とは思えないほどの熱帯樹木に溢れ南国ムード満点。元宮に行かずして青島神社を満喫したとは言えませんので、ぜひお参りしましょう。元宮は日没に合わせて閉鎖されますので注意を。拝観無料。