「オリコンは、アーティスト参加型の販売施策イベントが特典としてつく作品の複数枚購入は一度に3枚までしかカウントしないというルールがあるため、ビルボードとは数字が大きく開きがち。ビルボードの“実売”数でハーフミリオンを達成したのは立派ですね。二期生の藤吉夏鈴がセンターを務めた今回の表題曲は、クールでアーティスト色が色濃く、かつ歌詞からも強い意志が感じられる楽曲ですが、欅坂46の『黒い羊』や平手友梨奈の『角を曲がる』などの作曲で知られるナスカが手掛けており、原点回帰感もありますね。カップリング曲に期待の三期生・山下瞳月のセンター曲が収録されていたり、今作からリアルでのミート&グリート(個別トーク会)が解禁となったことも、セールスを伸ばした大きな要因でしょう」(音楽ライター)

 オリコンで初週40万枚台を売り上げたのは2ndシングル『BAN』以来であり、今回の初週43.9万枚は櫻坂46の初週セールスの自己新記録となる。

 この6thシングルは表題曲「Start over!」のミュージックビデオも大好評だ。

「公開48時間の再生回数は115.5万回で、こちらも櫻坂46にとって歴代1位の新記録。最近の坂道グループのミュージックビデオにおいても、乃木坂46、日向坂46の楽曲を抑えてトップの数字です。櫻坂46にとって前の歴代1位だった『なぜ恋をして来なかったんだろう?』もセンターは藤吉が務めていて、監督も同じ加藤ヒデジン氏。藤吉の神秘性を表現するのがうまく、相性がいいのでしょうね」(アイドル誌ライター)