ここで思い出されるのが、今年3月に放映されたお馴染むマクドナルドが放ったCM「アジアのジューシー」篇だ。
出演は西野七瀬と飯豊まりえ。人気女優を起用し、ネット上でも話題となったが、「リスペクトが足りない」「(PUFFYのオマージュが)浅すぎる」といった声もあがっていた。
たしかに、細かくリサーチをして、どんなに精緻なパロデイを行っても、世代ドンピシャのファンからはネガティブな意見が出てしまうもの。こうした声があがることも想定の範囲内なのか、広告代理店やクライアントであるマクドナルド側に焦りはないようで……。
「こうした平成パロディCMのターゲットは“Z世代”でもあります。現在、20歳前後の彼らにとって、平成時代のファッションや音楽は“レトロで逆におしゃれ”とうつっている。広告代理店からすれば、過去の流行を“レトロ”として再構築して、提供することが重要。あくまで完コピをする必要はなく、雰囲気が似ていればいいという認識です」(CMディレクター)
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