ドラマの宣伝番組だった『ぽかぽかゴールデン』だが、3時間の平均世帯視聴率は3.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。番組はゲストのトークが少なめで、過去の『ぽかぽか』の総集編を延々と放送するという雑な内容になってしまった。

「人気番組の総集編ならまだ見れたものですが、『ぽかぽか』自体が不人気なのにこの半年間を振り返られても視聴者は困惑。一方、昨年冬に放送された冬ドラマの番宣クイズ番組では、『罠の戦争』の草なぎ剛が出演して話題を集めていました。このように、通常の番宣番組であれば、クイズなどにしてドラマ出演者が目立つ構成にするところ。なのに、今回は過去の『ぽかぽか』のVTRばかりでゲストがまったく目立っていませんでした。また、ゲストも森、間宮のほかには遠藤、若村、沢村などなかなか渋いラインナップ。これでは、視聴率が低いのも当然です」(スポーツ紙記者)

 通常放送も人気がなく、ゴールデンスペシャルでも大スベリ。『ぽかぽか』なぜここまで人気がないのだろうか? フジテレビ関係者は、こう分析する。

「総合演出の鈴木善貴氏は、これまでフジテレビで『ホンマでっか!?TV』、『さんまのお笑い向上委員会』、『アウト×デラックス』と変わり種のバラエティを成功させてきた。なので、当初から社内では、“主婦が視聴者のメインとなるお昼の番組は、鈴木氏には無理だ”という声が大きかったんです。それなのに鈴木氏が『ぽかぽか』の総合演出に就任したのは、港浩一社長からの要請で、いわゆる“社長案件”。正直言えば、鈴木氏のポテンシャルがまったく活かされておらず、結果として尖った企画のコーナーなどを実施しても、瞬間的にネットニュースになるくらいで視聴率は低いままなんです」