中小企業オーナー一族へ嫁いだ専業主婦Bさん(地方都市在住40代・女性)
Bさん世帯の一月の手取り:およそ150万円以上
家族:夫(中小企業役員)・子供二人(大学3年生、大学1年生)
持家:あり(住宅ローン支払い済み)、貯蓄額:4千万円
支出状況(月額平均)
食費(外食除く) | 12万円 |
外食 | 2万円 |
住居費 | 3万円 |
光熱費 | 3万円 |
車関係費用 | 20万円 |
教育費 | 50万円(33%) |
趣味・娯楽・旅行等 | 5万円 |
服飾費 | 10万円 |
交際費、交通・通信費、その他 | 11万円 |
貯蓄 | 34万円(23%) |
計 | 150万円 |
自営業のため、夫は毎日家で食事をとり、大学生の子供達も食事の時間がバラバラなため、外食に行くことはほとんどないようです。
子供が自社を継ぐことを考え、上の子は税理士を目指してダブルスクール、下の子は医療系の学部に通い、教育費の負担は大きくなっています。
自営業は公的年金は会社員より少ないため、老後に備えて貯蓄も必要です。教育費の支出がなくなれば、更に貯蓄を増やすことができるでしょう。
年収923万円以上の二人以上の勤労者世帯の平均値(2017年家計調査)
一月の手取り約67万円のうち、支出が約44万円、約23万円(34%)は資産運用などを含む貯蓄です。
最も所得が低い層(年収455万円まで)と比べて大きな支出は、教育費(5.59倍)、教養娯楽費(2.59倍)、被服及び履物代(2.58倍)です。
収入が多い家庭では、教育や服飾などで家族や自分への投資を行いながら、将来に備えて運用を含めた蓄えをしていることが伺えます。
文・岩永真理(ファイナンシャル・プランナー(一級FP技能士・CFP®))
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