最後に紹介するのは、東洋水産の「タラコタラコ してんじゃね~よ焼そば」268円(税別)。ノーマル味とカレー味に比べて30円ほど高く、麺量も20グラム多い大盛商品となっています。以前あったかは不明ですが、現在の駄菓子のラインナップにたらこ味は存在しません。
商品名は「タラコタラコしてんじゃね~よ」。本家の商品名のダジャレで、さらに本家とカラーリングが異なるオリジナルキャラクター、そしてタラとたらこが親子関係にある裏設定まで含めると、上の2品が前座じゃないかと思えるほど、この商品には真打ちの雰囲気があります。
ソースは、魚介風味で唐辛子によってピリ辛に仕上げられています。たらこ味がフィーチャーされているのに、ソースにはたらこ味はつけられていません。先ほどの「カレー味」もソースにはカレー味がついておらず、ソースではカレーやたらこの味を再現しないという確固たるこだわり(?)が感じられました。
粒状のたらこやきざみのりが入ったたらこふりかけをかけることで、一気にたらこ焼そば感が生まれます。そのままごはんにかけて食べたくなる、まごうことなきたらこふりかけ。
ここまで完璧なたらこふりかけだと、一緒に入っているカットしたタラシートの具が逆に違和感だらけで、なぜたらこ焼そばにタラが入っているのか、なぜ「タラタラしてんじゃね~よ」とコラボしているのか、不思議な気分になってきます。どう見てもタラシートが異物です。
いや、本当はタラとたらこは親子関係なんですけどね。娘に邪険に扱われて家庭の端に追いやられ、洗濯ものも別にされてしまうお父さんの気持ちがわかった気がしました。
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