「心恋し」を何と読みますか?

甘酸っぱいイメージの漢字が並んでいますが…

ぜひ覚えたい美しい読み方です!

「心恋し」の読み方のヒントは?

1.「心恋し」をひらがなにすると「〇〇〇〇し」になります。

2.「心恋し」の類義語には、「慕わしい」「偲ぶ」「敬慕」などがあります。

3.『うら恋(ごひ)し、我(わ)が背(せ)の君は、』万葉集より引用

正解は…

正解は「うらごいし」でした!

「心恋し」とは、心の中で恋しく思うさま、何となく恋しく思うさまです。

読んで字のごとく、心(こころ)で恋しい(こいしい)と感じることですね!

控えめで日本人らしい情緒ある読み方です。

昔の日本語では、心と書いて「うら」と読んでいました。

人の心は目に見えないため、「裏(うら)」と同義語だったのです。

心を「うら」と読む日本語

心悲しい(うらがなしい):心の中で悲しいと思うさま、何度となく悲しいさま

心疚しい(うらやましい):心中穏やかでないさま、良心がとがめるさま

心若い(うらわかい):いかにも若いと心で感じられる様子

心ぶれる(うらぶれる):心がしおれてしょんぼりした様子、みじめな心持ち

心ぐはし(うらぐはし):心に美しいと感じること、心に染み入る美しさ

心珍し(うらめずらし):珍しくて心惹かれるさま