世界遺産に認定されている観自在王院跡や、煉瓦造りの建物が趣ある岩手銀行赤レンガ館、岩手山や盛岡の街を360度見渡せるマリオス展望室など、岩手にある入場無料のおすすめ観光・おでかけスポットをご紹介します。
1.観自在王院跡
奥州藤原氏二代基衡の妻が建立したと伝えられる寺院の遺跡で、世界遺産の構成資産のひとつ。
平安時代に書かれた日本最古の庭園書『作庭記』にのっとった庭園の遺構が完全に残っており、池の北岸に大阿弥陀堂と小阿弥陀堂が建てられていたことから、浄土庭園であったと考えられています。
発掘調査後に復元整備され、現在は入場無料の史跡公園として観光スポットとなっています。
2.岩手銀行赤レンガ館
明治44年(1911年)に盛岡銀行の本店として完成し、のちの岩手銀行である岩手殖産銀行が昭和11年(1936年)に譲り受け、本店として利用。平成24年(2012年)まで銀行として使用されてきたのち、約3年半の保存修理工事を経て、平成28年(2016年)7月に「岩手銀行赤レンガ館」として一般公開されることになりました。
館内は無料の「岩手銀行ゾーン」と有料の「盛岡銀行ゾーン」があります。無料の岩手銀行ゾーンでは、多目的ホールやライブラリー・ラウンジを無料で見学することが可能。多目的ホールからは八角形のドーム型天井を見られるほか、ライブラリー・ラウンジでは、盛岡の産業や商業について映像で紹介しています。
3.盛岡城跡公園
日本の都市公園100選のひとつ。盛岡城の跡を整備した入場無料の公園で、現在は石垣や池が残っています。
石川啄木や宮沢賢治らゆかりの文人たちの歌碑もおかれ、春には桜、夏には緑、秋になれば紅葉が素晴らしく、冬には幻想的な雪景色と、一年を通してさまざまな表情を楽しむことができます。
4.マリオス展望室
盛岡駅西口にあるマリオスの最上階(20階、92m)に設けられた、入場無料の「マリオス展望室」。岩手山や盛岡の街を360度遮るものなく見渡すことができます。展望室内にはホテルメトロポリタン盛岡直営のレストランがあり、ランチタイムにはリーズナブルな価格でバイキングを楽しめます。