今回は「霹靂」「鮴」「三角巾」です。

見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。

あなたは全部読めますか?

1問目はこの漢字から!「霹靂」

「薔薇」と書いて、ばら。

「麒麟」と書いて、きりん。

「瑠璃」と書いて、るり。

「憂鬱」と書いて、ゆううつ。

画数の多い漢字は何と読むのか難しいものも多いですが、ひらがなやカタカナには無い独特の世界感を感じませんか?

「霹靂」は、特別画数が多いように見えますね。

書くのは無理でも読み方だけでもマスターしましょう!

「霹靂」の読み方のヒントは・・・?

「霹靂」の文字はどちらも「あめかんむり」が付いていることから分かるように、天候に関係する漢字です。

「霹靂」はずばり、次のような意味をもっています。

  • 雷・いかずち・雷鳴
  • 雷が激しく鳴る、落雷する、大きな音が響き渡る

「雷」そのものという意味に加えて、雷が激しくなったり大きな音で響き渡ったりする様子を表すのが「霹靂」です。

そして、大ヒント!

「霹靂」が使われることわざがあります。

「青天の霹靂」ですよ!

もう分かりましたよね?

「霹靂」の読み方の答えは・・・

正解は、「へきれき」でした!

「青天の霹靂」ということわざは、「思いがけず生じた大きな出来事」という意味で使われます。

青く晴れ渡った天気の良い日に突然雷鳴が響き渡ったら、びっくりしてしまいますもんね。

近年では、国民的大ヒットを記録したアニメ『鬼滅の刃』の人気キャラクターである我妻善逸(あがつまぜんいつ)が「霹靂一閃(へきれきいっせん)」という技を繰り出すことから、「霹靂」を読める子供が増えているんですって!

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

2問目はこの漢字!「鮴」

今回の問題は「鮴」

難読漢字クイズではおなじみの「魚へん」です!

さて、あなたは何と読みますか?

「鮴」の読み方のヒントは?

1.「鮴」をひらがなにすると2文字になります。

2.魚のことですが、どの魚を指すのかは地域によって違います。

3.『北陸地方では鰍のことを鮴と呼んでいるが、変わった種類ではない。』佐藤垢石「冬の鰍」より引用

正解は…

正解は「ごり」でした!

「石伏魚」と書いても正解です。

いつも岩の合間に隠れ、じっと休んでいるように見えるため「休む」と「魚」を組み合わせた「鮴」という漢字になりました。

「鮴」は日本で生まれた日本特有の「国字」なので音読みはありません。

訓読みは「ごり」、もしくはその他の魚たちが当て字となります。

では、地方によって違う「鮴」と呼ばれる魚たちを紹介しましょう。

ウツセミカジカ・チチブ・ウキゴリ・ヨシノボリ・カサゴ・メバル・メダカ・シマドジョウ・アユカケ・ドンコなどなど…たくさんいますね!

ちなみに地方によって「鮴(ごり)」の読み方もさまざまです。

「ゴリンベト」「ゴリンドー」「ゴリンジョ」「ゴリンチョ」などと呼ぶそうです。

全国的によく知られているのは石川県の郷土料理。

特に金沢市周辺では、小魚のカジカを唐揚げや刺身、ウキゴリをしぐれ煮や佃煮にします。