とはいえ、大沢と中谷が再びタッグを組む新作がスタートするのは10月で、その前には7月スタートのドラマが控えている。

 7月期の作品は、森七菜&間宮祥太朗が主演を務める『真夏のシンデレラ』。森、間宮のほか、神尾楓珠、白濱亜嵐、吉川愛など、男女8人の恋愛群像劇だが、こちらは先述の『ONE DAY』とは一転、放送直前になっても一向に盛り上がる気配が……ない。

「夏スタートの『真夏のシンデレラ』は、月9としては久々の恋愛ストーリーで、脚本もオリジナル。主要な出演者が軒並み20代という野心的な作品ですが、率直に言って、俳優の知名度が低すぎます。

 主演の森も間宮も数々の作品で実績を残しており、オファーが絶えない人気俳優ですが、木村拓哉、北川景子、菅田将暉、綾瀬はるか、竹野内豊ら、ここ数年の月9主演者と比べてしまうと明らかに弱い。加えて物語も青春群像劇ですから、40代以上には完全にソッポを向かれそうです。フジもそんなことは重々承知しているはずで、数字は度外視してでも若者たちにドラマを見てほしいという強い意志を感じます」(テレビ情報誌記者)