近年、アニメ映画の興行成績が好調だ。2020年10月公開の『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が叩き出した興行収入404.3億円(興行通信社調べ、以下同)という大記録には及ばないものの、『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』(21年3月、102.8億円)、『劇場版 呪術廻戦 0』(同12月、138億円)、『ONE PIECE FILM RED』(22年8月、197.1億円)、『すずめの戸締まり』(同11月、147.9億円)、『THE FIRST SLAM DUNK』(同12月、146.7億円)、『名探偵コナン 黒鉄の魚影』(23年4月、131.2億円)といったように、毎年100億円超えの作品が誕生している。
その勢いは国内アニメ作品だけにとどまらない。任天堂の世界的人気ゲーム『スーパーマリオ』を、同社と『ミニオンズ』『SING/シング』シリーズのイルミネーションが共同制作でアニメ映画化した『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(今年4月公開)は、公開31日で興行収入100億円を記録。日本での洋画アニメ史上最速で100億円を突破した。
なお、同作は6月26日発表の最新「国内映画ランキング」(6月23~25日)でも2位にランクインしており、累計興収123億円を超える大ヒットを飛ばしている。
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