今週はポストがお休み。

 ところで、サンデー毎日の表紙「美少女戦士セーラームーン」には驚いたというより呆れた。

 これまでも週刊朝日と同じようにジャニーズ事務所のタレントたちを表紙に使い、「あれではジャニー喜多川の性加害問題はできはしない」と顰蹙を買ったが、今度は少女漫画ときた。

 どういう意図があるのかわからないが、なんでも、この漫画が(アニメというそうだが)遂に最終章を迎えるそうで、劇場版も公開されるというのである。

 出版元の講談社は喜ぶだろうが、サン毎の読者にはそっぽを向かれるのではないか。たしかに、ジャニーズ事務所のタレント起用の時も、これで若い子たちが買ってくれて、毎号1万部は伸びたそうである。

 だが、ここで何度もいっているが、表紙が良くて売れることはほとんどないが、表紙が嫌で売れないことはよくあるのだ。

 たしかに1990年代のヒット作だから、今の30代、40代の女性には「懐かしい」という人も多いだろうが、そういう人は週刊誌を買わない。

 サン毎の中の記事とこの表紙とグラビアは乖離しすぎているのではないか。破れかぶれという編集方針はわからないでもないが、こういうことをやっていると、週朝の二の舞になり、休刊が早まるかもしれないと思うのだが。

 週刊現代編集部の内紛に一応区切りがついたようだ。それについてはあとで触れる。