今週の第1位は、岸田文雄首相の側近で官房副長官の木原誠二(53)の二股生活を追いかけ、追い詰めている文春の記事に捧げたい。

 先週、元ホステスの愛人と子どもが暮らすマンションに出入りしている木原の動向を詳報した文春だが、木原はもとより、愛人も木原との仲を否定し、子どもも木原の子ではないといっていた。

 しかし、さすがは文春。この愛人が赤裸々に本音を吐露していた音声を入手していたのである。

 彼女には大きな病が見つかり、まだ小さな子どもの将来のことを思うと居ても立ってもいられない心境になったようである。

 木原は、「本妻と交際していたころ、本妻と同様に銀座のホステスだったA子さんとも付き合っていたんです。そして十四年、本妻とA子さん二人が相次ぎ妊娠した。A子さんも当然、入籍を望みましたが、木原氏は数カ月妊娠発覚が早かった本妻のほうを選んだんです。A子さんとは結婚せず、B子ちゃんの認知もしませんでした」(事情を知る木原事務所の関係者)

 A子は、産後に異常出血があり入院して手術を余儀なくされた。彼女の知人がいうには、「このとき、木原氏に手術の同意書にサインしてもらった。ただ木原氏は、直前まで安倍(晋三)内閣の外務政務官を務めるなど若手議員としてステップアップしていた時期。そのため、A子さんの具合はそっちのけで、自身の素性が病院側にバレることばかり気にしていたそうです」

 だが生まれたB子ちゃんを木原は大変可愛がり、通う私立の学費を出し、学校行事にも父親として参加していたそうである。

 そんな生活が一変したのは、新潮(2021年12/23日号)が愛人と隠し子のことを報じたからだった。

 その頃に、A子に病気が発覚したのである。録音の中でA子がこういっている。

「(病気になった後)電話したのが間違いだった。B子をどうしようと思うと、やっぱりそうすると父親しかいないなって思ったの」

 B子の父親は木原だといい切っているのだ。A子の知人が「なぜ木原氏は認知しないのか?」と問うと、

「まあ、自分の出世のためなんじゃないですか。(中略)バレるから、早く離婚一回して(B子ちゃんを)籍に入れておいた方がいいよって言ってたんですよ」

 さらに、

「私もさっき言ったんですよ。『往生際悪いね。もうさあ、認めればいいじゃん』って言った。そこまでは嘘をつき通したけど、(今後も報道が)出るんだったらさ、『認めて(議員を)辞めたら』って」

 木原は文春の直撃に対して、

――B子ちゃんと親子関係、血縁関係がない?

「そういうことです」

――A子さんの手術の同意書にサインした?

「そんなこともないです」

 嘘をついているのはどっちか? 読めば明らかだ。木原辞職という見出しが躍るのもそう遠いことではないような気がする。

 それにしても不思議なのは、本妻の肉声が全く聞こえてこないことだ。諦めたのか、もはや別居状態で、離婚まで秒読みなのか、それとも夫よりよっぽど太っ腹な女性なのだろうか。(文中敬称略)