司法解剖の結果、両親の死因は向精神薬中毒の疑いと発表。両親が飲んだ薬はいずれも、猿之助容疑者が所持していた睡眠導入剤とみられているが、家宅捜索では薬の包装容器などは自宅で見つかっていなかった。

「事件が起こった5月18日は、猿之助容疑者のパワハラやセクハラ疑惑などを報じた『女性セブン』(小学館)が発売された日。『女性セブン』の取材班が猿之助容疑者を直撃したのが15日夜で、記事が掲載されると猿之助側に知らされたのは前日17日だが、猿之助容疑者は警察の聴取に対し、事件前日に家族で話し合い『死んで生まれ変わろうと家族で話し、両親が睡眠薬を飲んだ』と“一家心中”を図ったという旨の話を説明したという。自殺ほう助罪の法定刑は、6月以上7年以下の懲役または禁錮となるが、今後、父親が亡くなった件に関しても、自殺教唆、嘱託殺人などの罪で逮捕・起訴されることになりそうだ」(全国紙社会部記者)

 すでに2つの罪で裁かれることになりそうな猿之助容疑者。逮捕を受け、歌舞伎を主催する松竹は、「弊社といたしましては、本件が猿之助の家族内の事件であることにも鑑み、司法による最終的な判断がなされるまでは、会社としての見解について申し上げることは差し控えさせていただき、今後の捜査等を見守りたいと存じます」とのコメントを発表した。

 また、所属事務所・ケイファクトリーは所属契約に関して、「司法による最終的な判断がなされるまで、所属契約に関する見解について申し上げることは差し控えさせて頂きます」としている。