まずそうな顔なのに、おいしさが伝わってくる中丸の定番食リポ
さっそく、木からオレンジをもぎって食べようとする中丸。しかし、なかなか皮が剥けない。固いらしい。
「これ、正常ですよね?」(中丸)
スッと剥けず、品種のせいにしようとする中丸節である。そんな彼が体験したのは、オレンジを絞ってつくった100パーセントの果汁ジュースだ。ゴクッといった。
「……うまぁい!」(中丸)
のけぞりながら全力で吐き出す、深めの「うまい」だ。おいしすぎて、後ろへ3歩後ずさりするほどの感動! いつものとおり、顔はまずそうだけども、それでもめちゃくちゃおいしそうなのは伝わってきた。見ていて、筆者は唾液が出てきたほどだ。というか、このコーナーの中丸はどうしてずっと通販番組のようなテンションなのだろうか?
「淡路島なるとオレンジ」生産者である、山口農園の山口浩二さんが品種の詳細を解説してくれた。
山口 「酸味もあって、苦味もあって、甘みもあって」
中丸 「たしかに、それだ! なんか、大人っぽいおいしさだなと思ったのは、苦味とか酸味も込みのおいしさだから、爽やかに飲めるんですね」
山口 「普通のオレンジジュースの甘みじゃないんで」
実は、このオレンジは淡路島の環境でしか育たない果実だそう。しかし、中丸が言うように“大人っぽいおいしさ”だから、わかりやすいお菓子やオレンジ果汁の甘みに駆逐されかけた時期もあった。同時に、生産規模も縮小してしまったそう。そういう意味で、幻だったのだ。
でも、近年は大人の甘みが見直され、注目を集めているらしい。過度に甘くしたり、時代に合わせて品種改良してこなかったのが功を奏した。というか、苦味を“大人っぽい”と表現する中丸が好リポートだ。
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