美容室でするイメージがある縮毛矯正ですが、実は、市販でも売られているのはご存知ですか?美容院に行く時間がない人に、市販で販売されている縮毛矯正のやり方や、もし失敗してしまった場合の対処のやり方などをご紹介していきます。
縮毛矯正とは?ストレートパーマとの違いは?
髪をまっすぐにする目的のものに、「縮毛矯正」と「ストレートパーマ」があります。
この二つは、値段にかなり差があります。ストレートパーマの方が安いんです。その理由は、その用途の違いにあるんです。
では、縮毛矯正とストレートパーマの違いとは何でしょうか。
ストレートパーマ
ストレートパーマはその名の通り、髪をストレートのヘアスタイルにするパーマです。
ストレートパーマの使い方は、一度パーマをかけたヘアスタイルをもう一度、もとのストレートのヘアスタイルに戻したい人向けです。
ストレートパーマをするのに向いている人は、
①一度かけたパーマヘアスタイルをストレートのヘアスタイルに戻したい人
②髪のボリューム感を抑えたヘアスタイルにしたい人
③まっすぐすぎるストレートではなく、自分のクセを生かしつつ、少しまっすぐなヘアスタイルしたい人
④よくヘアスタイルを変える人
⑤クセの弱い人
におすすめなのがストレートパーマです。もともとがストレートヘアーの人向けですので、くせ毛の人にはおすすめできないそうです。
縮毛矯正と違って、アイロンを使う工程がないのが特徴です。また、自宅ですることも可能です。
縮毛矯正
縮毛矯正は、その名の通り髪のクセを矯正してくれます。
縮毛矯正は、1剤と2剤という2種類の薬剤を塗布します。また、1剤と2剤の間で、熱を加えることでストレート感を強くします。
1剤とは、髪を結合を緩める役目があります。なので、1剤を洗い流した後は髪がかなりぶよぶよに伸びてしまっていてダメージを受けやすくなっています。
2剤とは、1剤で結合を緩めた髪の結合をもう一度くっつける役割があります。なので、1剤で結合を断ち切って、熱で髪の結合を伸ばして、2剤でその伸びた髪の結合をくっつける。というのが、一連の流れとなります。
ストレートパーマよりも値段は高めなのですが、通常ならどんなくせ毛も伸ばすことができると言われています。
縮毛矯正に向いている人は、
①もともとがくせ毛で、ストレートヘアにしたい人
②くせが強すぎてストレートパーマは効果がなかった人
③髪があまり傷んでいない人
少しダメージがあるのが難点です。縮毛矯正はストレートパーマと違って、アイロンを使う工程があるのが特徴です。また、自宅ですることも可能です。一般的に「ベネゼル」や「プロカリテ」といった商品が有名です。
市販の縮毛矯正剤の使い方は?
まずは、自宅でする市販の縮毛矯正剤を使ったやり方をご紹介していきます。
①まず、下準備として前日などにシャンプーを済ませ、髪にはスタイリング剤などをつけていない状態にしてください。でないと、効果を実感することができません。
②耳にカバーをつけ、顔周りにワセリンなどを塗っておきましょう。こうすることで肌に薬剤がついてしまうのを防ぎます。
③準備ができたら1剤を髪に塗っていきましょう。塗る順番は根元から毛先へ向かって塗ります。くせが強い所はよく念入りに塗るか、重ね塗りをすることで効果が期待できます。
④塗り終わったら髪全体にラップを巻き、説明書に書いてある通りの時間、そのまま放置します。効果を期待するあまり放置しすぎないようにして下さい。
⑤規定の時間放置した後、髪の毛を一本取り、指に巻き付けます。 この時手を離したときに髪が巻き付いたままなら成功です。解けるようであればもう少し放置しましょう。
⑥よく洗い流して乾かします。
⑦乾いたらアイロンで伸ばしていきます。アイロンの温度は160℃~180℃が効果が出やすく、おすすめです。また、アイロンで伸ばす時は根元からしっかりと伸ばしましょう。
※アイロンをしている時に、髪から蒸気が出ている場合、髪を乾かしが甘かったか、1剤をちゃんと洗い流せていない証拠なので次回から気をつけましょう。
⑧髪をアイロンで伸ばせたら、2剤を塗っていきます。これも1剤と同じで、根元から毛先の方向で塗ります。説明書通りの時間放置します。
⑨最後に洗い流し、乾かせばおしまいです。
市販の縮毛矯正剤おすすめランキング!
美容院で高いお金を払わなくても、セルフで綺麗に縮毛矯正はできます。市販されている数々の縮毛矯正剤の中から、おすすめしたいのが次の10点!
どれも使いやすくダメージの少ないものばかりです。あなたはどれを使ってみますか?
①アズスタイル リファイン ストレート
市販で売られている縮毛矯正剤で自宅でできる、一番おすすめしたいのはこのアズスタイルリファイン ストレートです。
40gずつ入っているため、部分的に縮毛矯正をしたい人にもおすすめできます。また、取り外したフタはキャップとしても使うことができるので残りは取っておくことができます。
仕上がりは、自然な仕上がりで不自然な真っ直ぐになりません。また、部分的に縮毛矯正をした場合、他の縮毛矯正をしていない部分とも良くなじみます。
ベネゼルやプロカリテよりも少し強めの薬剤ですので、髪の傷んでる部分にはあまり使わない方がいいかもしれません。失敗の原因となります。
また、最大限に効果を発揮しようと思ったら、前処理剤、後処理剤というものを使うやり方がおすすめです。
②ウテナ プロカリテ 縮毛矯正セット ロング
プロカリテの良いところは、このひと箱を買うだけで縮毛矯正ができるということです。説明書にある通り、ヘアアイロン不要で効果が出るため、他の市販のものよりも髪への負担が少なくて済みます。
また、自宅で使えるホットアイロンマニキュアや、施術後に使えるスムースキープエッセンスが3回分入っていますのでアフターケアも自宅でばっちりできるので、縮毛矯正後の失敗が少なくなります。
他の商品のベネゼルと少し似ています。
③ミルボン ネオリシオ N
こちらの縮毛矯正は、ダメージヘア用に作られています。
日頃から髪にダメージを受けている方でも、自然なストレートヘアを手に入れることができます。保護成分や補修成分を配合しているため、髪に優しくなっています。
④ミルボン リシオ アテンジェ H
価格は1剤と2剤合わせて3,750円です。少し高いように思えますが、何度も使えるくらいの量が入っていますのでおすすめです。たくさん入っているためたっぷり使えて、塗れない場所ができません。
また、この縮毛矯正剤はベネゼルやプロカリテのようにドラッグストアでは販売されておらず、多くの美容室でも使用されているそうです。美容室で使われているものが自宅で使えるなんてとてもすてきですね。
⑤資生堂 プロフェッショナル クリスタライジングストレートα
こちらの縮毛矯正剤は1剤と2剤を合わせて2,500円ほどです。
口コミでは、驚くような効果が実感できるとなかなか評価の高い縮毛矯正剤のひとつです。ツバキオイルやヒアルロン酸など、補修成分をたっぷりとぜいたくに配合しているので滑らかな指通りのストレートヘアにすることができます。
また、ヘアケア商品がシリーズ化されているみたいなので、ライン使いすればより効果を発揮してくれることでしょう。
⑥ミルボン リシオ アテンジェSH
こちらの自宅でできる縮毛矯正は、1剤と2剤で3,800円ほどと少し高くなっています。仕上がりとしては、頑固なくせ毛や剛毛にも効果を発揮してくれます。
また、パーマや縮毛矯正独特の嫌なにおいがしません。
⑦ダリヤ ベネゼル 縮毛矯正セット ショートヘア・部分用
こちらの自宅でできるベネゼルの縮毛矯正はひと箱で982円なのでかなり安いですね。しかし、ショートヘアや部分用ですので、ボブ以上で全頭したい方は2箱以上買うことをおすすめします。
また、ベネゼルは残った分は次回に使えるので少しだけ縮毛矯正したい方にはおすすめです。なので、ベネゼルは部分的に縮毛した際に効果を発揮します。
このベネゼルは、縮毛矯正後に使える2種類のトリートメントも入っているため、アフターケアは心配ありません。
⑧ナプラ HBストレート 7.8ストレート クリーム ソフトタイプ
こちらの自宅でできる縮毛矯正剤は、他のベネゼルやプロカリテよりも髪を極力痛めることなく、ストレートにしてくれるのが特徴です。
パーマやカラーでかなりダメージを受けた髪にも使用できるため、ダメージを受けた髪に効果が期待できる縮毛矯正剤です。
また、日によってスタイリングを変えることもできるので縮毛矯正をしていることをばれたくない人にもおすすめです。
⑨ヘンケルジャパン シュワルツコフ ストレイト NS ナチュラルストレート N
こちらの自宅でできる縮毛矯正は、柔らかい毛やくせが弱い方におすすめの縮毛矯正です。
オイル成分で髪いたわりながら矯正するため他の縮毛矯正、プロカリテやベネゼルよりも傷みにくく、さらさらとした仕上がりを期待できます。
不自然なまっすぐなストレートヘアのヘアスタイルが苦手だったり、くせの弱い人におすすめしたい商品です。
⑩レイナカンパニー ミュナス ストレート
こちらの縮毛矯正剤は、1剤と2剤で2,480円ほどです。ベネゼルやプロカリテのようにヘアアイロンは不要だそうです。仕上がりは、他の商品と比べて比較的ナチュラルなストレートヘアになります。
なので、自然に髪をボリュームダウンしたい方におすすめの縮毛矯正です。