買ってはいけない銘柄1:手数料が高い銘柄
では、買ってはいけない銘柄をみていきましょう。
投資信託を保有していると、信託報酬という手数料が発生します。信託報酬の利率はさまざまですが、1%を超えるものもあれば、0.1%程度のものもあります。
せっかく利回りのよい金融商品を運用しても、手数料でその一部が取られてしまうのであれば、効率のよい投資はできません。
コストを抑えて投資したいのであれば、信託報酬が0.1%程度の投資信託を選択しましょう。
買ってはいけない銘柄2:インデックス運用ではない投資信託
手数料が低い投資信託といえば、インデックス運用です。
インデックス運用とは、日経平均などの目安となる指数(ベンチマーク)に連動した値動きを目指す投資信託です。
インテックス投資信託は、バランス型などの投資信託と比較して手数料が低くなります。
一方、バランス型の投資信託は金融機関が定期的に運用の内容を組み替えるので、人件費などのコストがかかるために手数料が高くなっています。
バランス型など人為的に運用を組み替えるものではなく、インデックス型の投資信託を選択しましょう。
買ってはいけない銘柄3:利回りが低すぎる銘柄
利回りが低すぎる銘柄も買うべきではありません。上述した通り、つみたてNISAの特徴は「ドル・コスト平均法で値動きのリスクを排除して、高い利回りを享受する」という点です。
通常、利回りが高い商品は値動きも激しいですが、ドル・コスト平均法によって値動きのリスクを軽減できるので、メリットを享受できる可能性が高くなります。
投資信託の中には5%を超えるようなものもあるので、できる限り利回りが高く信託報酬が安いものを選択しましょう。
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文・手塚大輔(ファイナンシャル・プランナー)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士、証券外務員。地方銀行にて7年半勤務し個人営業と法人営業を経験。現在は保険や不動産、投資、税金などお金に関する幅広いジャンルの記事を執筆・監修している。