美しい朱塗りの社殿が特徴的な春日大社や、園内のいたるところで鹿に出会える奈良公園、広大な敷地に当時の建物を復元した平城宮跡歴史公園など、奈良にある入場無料のおすすめ観光・おでかけスポットをご紹介します。
1.春日大社
全国に3,000以上もある春日神社の総本社。鮮やかでとても美しい朱塗りの社殿が特徴的で、境内には様々なご利益がある摂社や末社も多数点在しています。東大寺や興福寺などとともに、1998年に「古都奈良の文化財」として世界遺産に登録されました。御本社(大宮)参拝所までは自由に拝観でき、境内を見学できます。
藤の名所としても知られ、花穂が1m以上垂れ下がり砂にすれるほど伸びることから「砂ずりの藤」と名前のついた藤の木は、樹齢700年以上の名木。また毎年2月の節分と8月の中元の夜にだけ行われる「万燈籠」では、境内にあるすべての灯籠にあかりが灯り、境内は幻想的な雰囲気に包まれます。
2.奈良公園
近鉄奈良駅からすぐ、東西約4km、南北約2kmに渡って広がる入場無料の公園。園内には、世界遺産の「東大寺」「正倉院」「興福寺」のほか、前述の「春日大社」や「奈良国立博物館」「若草山」と見どころが多く、奈良観光では必ず訪れたい場所です。また約1,500頭の鹿が暮らしており、園内のいたるところで鹿に出会うことができます。
3.平城宮跡歴史公園
奈良時代の日本の首都であった平城京。平城宮は奈良盆地の北端に置かれ、日本の政治や経済の中心を担っていました。東西1.3km、南北1kmもの広大な敷地には復元された朱雀門や堂々とそびえたつ第一次大極殿のほか、東院庭園、平城宮跡資料館、遺構展示館などがあり、いずれも無料で見学できます。
「天平うまし館」ではシンボルの復原遣唐使船に乗船することができ、公園の景色を楽しめるカフェ、レストランも併設。そして「天平みつき館」にはお土産屋さんや観光案内所、「天平みはらし館」では展望デッキや展望室から平城宮跡の眺望が楽しめるほか、レンタサイクルの貸し出しや、ジョギング・サイクルステーションが設置されています。
「平城宮いざない館」では、平城宮全域の復原模型や平城宮一日絵巻など、往時の平城宮に入り込んだような空間で、奈良時代の雅な世界を楽しめます。また遺構展示館では発掘調査で見つかった遺構を見学できます。