今やグループアイドルは百花繚乱。カワイイだけではダメとはなんとも厳しい世界だが、ここ最近、一気にバラエティで頭角を現しているのが、4期生の弓木奈於だ。

「2020年にグループに加入した弓木は、当初はあまり目立つ存在ではありませんでしたが、グループの冠番組『乃木坂工事中』(テレビ東京系)の学力テスト企画で最下位を取り“おバカ”が判明。一気にイジられキャラになりましたが、言動がことごとく笑いを生むので、バラエティ番組から声がかかるようになり、『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)や『ラヴィット』(TBS系)に出演した際も、しっかり爪痕を残しました。

 弓木の魅力は、計算不可能な“ミラクル”を起こせることです。先日、『水曜日のダウンタウン』(TBS系)に出演した際も、アンタッチャブル柴田の質問に冷たく答えてしまい、柴田が『はぁ?』とキレたため、スタジオは爆笑。さらに、戦場カメラマンの渡部陽一のVTRを見た後のトークで『地雷』という単語を使うと、松本人志に『渡部さんの話題で“地雷”はやめて』とツッコまれ、ここでも笑いが生まれました。芸人にこの子なら強めにツッコんでも大丈夫と思わせるのもひとつの才能です」(民放バラエティ番組制作関係者)

 弓木は京都府出身の24才。普段はあまり関西弁が出ることはないが、関西出身で笑いの呼吸は理解しているということか。芸人との絡みがスムーズなら、いよいよバラエティで重宝される可能性は高い。