藤ヶ谷太輔は誰がどのパートを歌うかの「歌割り」もメンバー同士で話し合って決めたと明かし、宮田俊哉は「俺のこだわりで『シャツの襟をつかみ合って、ああだこうだと言い合って』(という歌詞のパートは)は北ニカ(北山&二階堂高嗣)でいってもらいたいと意見した」と告白。二階堂は「一番リアルだもんね」と笑い、彼らの素顔がのぞけるような歌詞になっていることをうかがわせた。玉森裕太は「今回の歌詞は全部好き」と特別な思い入れがあることを強調し、北山は「(自分の歌割り部分を)いっぱい練習した」と照れながら振り返った。

 曲のタイトルは横尾渉が発案したといい、振り付けは千賀健永が担当。メンバー全員でのセルフプロデュースによる記念碑的な作品となりそうだ。さらに、楽曲の制作過程やメンバーのリアルな表情を切り取ったミュージックビデオを収めた映像ディスクも付属するほか、ファンクラブ限定特典として「オリジナル手書きメッセージカード(※プリント)」が付くなど、ファンにとってもメモリアルな作品となる。

 最近のジャニーズのゴタゴタを考えると、北山の「卒業シングル」が出るだけでもうれしいというファンが多いが、その販売方法が物議を醸している。7人体制最後となれば大々的に売り出しそうなものだが、なぜかジャニーズショップオンラインストア限定での販売となり、一般のCDショップやECサイトでは取り扱いがないとアナウンスされた。しかも、今作は「数量限定」の受注生産販売商品という扱いで、「予定数に達し次第、受付終了予定」と案内されているため、欲しい人は早期の予約が必須となる。

 これに対して、SNS上のファンからは「北山くんを盛大に見送りたいのにお店で売らないのおかしいでしょ」「北山くんの素敵な花道になると思ってたらこの仕打ち……」「ファン以外にも届いてほしい作品なのに、ジャニショ限定で、買うのに送料かかるって意味わからない」などと批判的なコメントが続出した。