人生100年時代、老後破産は他人事ではありません。
今回は老後破産のエピソードについてfuelle編集部が取材しました。
東日本大震災の影響で事業継続を断念した父
実父の話です。自営業をしておりましたが東日本大震災が発生した当時、父の会社も影響を受け泣く泣く事業継続を断念することとなりました。
しかし、それまで国民年金しか加入していませんでしたので、生活を維持することが難しくなってしまいました。おまけに住宅ローンは返済済みでしたが、事業の借入金が1000万円ほどあり一気に生活は困窮しました。
その後、生活の維持は困難と判断し、会社でお世話になっていた税理士から紹介された弁護士さんにお願いし、任意整理を進めていくことになりました。
今でも私たち夫婦が仕送りしながら生活を支援していますが、やはり退職金もなく、年金も月8万円程度、貯金もないため老後破産寸前の状態です。
今は父は警備のアルバイトをしてくれています。収入は7万円程度ですが、私たちが月5万円の仕送りをしているので夫婦二人で贅沢をしなければ十分にやれてはいます。
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