8.瑠璃光寺
国宝に指定されている五重塔を中心とした曹洞宗の寺院で、境内は香山公園として整備されています。
大きく反り返った檜皮葺きの屋根が特徴の五重塔は、応永6年(1399年)の応永の乱で亡くなった大内氏25代当主・義弘の菩提を弔うため、弟の26代盛見が建立を計画し、嘉吉2年(1442年)に完成したもの。奈良の「法隆寺五重塔」、京都の「醍醐寺五重塔」と並んで”日本三名塔(日本三大五重塔)”のひとつにも数えられています。拝観無料。
9.旧下関英国領事館
唐戸には、明治時代から大正時代にかけて建てられたレトロな洋風建築が数多く残されています。その代表格が、国の重要文化財に指定されている旧下関英国領事館。明治39年(1906)に建てられた赤レンガ造りの建物は、現存する日本最古の領事館。無料で見学できるので、ぜひ中に入ってみましょう。
内部は昔ながらの雰囲気がそのまま残されていて、領事館の歴史についての展示もあります。旧領事室は領事の部屋が再現されていて、領事が使っていた椅子に座って写真を撮ることもできます。
また館内にあるカフェ「tearoom Liz」では、本格的な英国式のアフターヌーンティーをいただくことができます。
10.花の海
いちご狩りや収穫体験が楽しめる、西日本最大級のシステム生産農場。体験メニューは有料となりますが、農場内への入場は無料で、広大な敷地では四季折々の“花の海”を楽しむことができます。
4月中旬~5月中旬には可憐な青い花を咲かせるネモフィラ、7月下旬~8月中旬には70万本のも黄色いひまわり!見渡す限りの黄色い絨毯はまさに絶景です。そして7月下旬〜10月中旬には、緑色のコキアから紅葉するコキアまでを楽しめ、9月下旬〜10月下旬には20万本のキバナコスモス、10月下旬〜11月中旬には県内屈指の40万本のコスモスが咲き乱れます。
11.下関市立考古博物館
特別展を除き、常設展・企画展ともに無料で見学できる「下関市立考古博物館」。昭和44年に国の史跡に指定された弥生時代集落「綾羅木郷遺跡」に隣接する場所に、平成7年に開館しました。
館内には綾羅木郷遺跡の貯蔵用竪穴を原寸大で再現したジオラマのほか、下関市域の出土品約500点を展示。芝生広場となっている屋外には、弥生時代と古墳時代の竪穴住居が復元・整備されており、中に入ることが可能です。史跡公園として市民の憩いの場になっています。