クーラーが効いた屋内にいると汗をかかなくて過ごしやすいのですが、どういうわけか「頭痛やカラダのだるさが気になる」という声もチラホラ。

今、心当たりがあると思ったみなさん。

もしかしたらそれ、クーラーの使いすぎが原因かも。

この記事では、クーラーとうまく付き合う方法とクーラー病による頭痛の治し方としてのヨガのポーズについて解説していきます。

クーラー病(冷房病)とは?原因を知って頭痛を治そう

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

クーラー病とは、その名の通りクーラーを使いすぎることで自律神経が乱れて、様々なカラダの不具合を起こすことを指します。

夏は、自宅やオフィスにいるときはもちろん、電車内、飲食店などほとんどの場所で冷房が使われており、私たちはその環境下で長時間生活をしていますよね。

外からクーラーが効いている屋内にはいると涼しいな、とうれしく思うかもしれませんがしばらくすると体の冷えが気になり始めるでしょう。

屋外では暑く、屋内では冷えを感じる生活が続くと心配されるのが、自律神経の機能の乱れからくるカラダのだるさ。

体温の調整や発汗をコントロールする自律神経に負担がかかり、だるさや頭痛はもちろんのこと、肩こり、下痢、便秘、肌荒れ、寝付きの悪さなどさまざまな体の不調が現れると言われています。

とはいっても暑い夏です。

熱中症対策としても冷房の使用はマストであるなかで、上手に付き合っていくにはどうしたらよいのでしょうか。

だるいクーラー病の予防方法

自律神経の機能の乱れの原因のひとつと考えられる夏の冷房病の予防策をあげていきます。

冷房病の予防策

1. 設定温度を下げ過ぎない。
  • 屋外との温度差が大きいと体にとってのストレスになります。
  • 設定温度は外気温マイナス3~4度ほどを目安にしましょう。
2. 風が当たらないようにする。
  • 冷房のひんやりとした風は急激に体温をうばいまます。
  • 風が体に直接当たらないように吹き出し口の向き・角度を変えましょう。
換気・除湿機能も活用する。
  • 朝や夕方、夜などの暑さが和らぐ時間は窓を開けるのがオススメ。
  • 除湿機能を使用するなどして冷房を使わない時間を作るのもよいでしょう。

屋内で過ごすときはクーラーを調整することで冷房病の対策をしましょう。

自分では冷房の設定ができない電車内や飲食店では、エアコンから離れた席に座る、羽織れる服を持っておく、冷たいものばかりオーダーしないなどの工夫をしてみてください。

クーラー病の頭痛の治し方

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

クーラーをよく利用している人が頭痛やダルさを感じているときは自律神経が乱れている証拠。

クーラー病で乱れた自律神経を整えるうえで、ヨガと自律神経の関係について少しお話ししましょう。

ヨガをするうえでとても大切な存在である呼吸。

ポーズを深めたり、集中力を高めたり、深い瞑想状態に入ったりするために呼吸を深めていきます。

普段意識せずにしているだけだとどうしても浅く、早くなってしまう呼吸ですが、ヨガでは深く、ゆったりとした呼吸を繰り返しますよね。

それも、吸う息でお腹を膨らませ、吐く息でへこませる腹式呼吸を用いて。

腹式呼吸は自律神経が集中する横隔膜の上下運動になるため、このような呼吸を繰り返すヨガは自律神経の機能のバランスを整える効果に期待されているのです。