新型コロナウイルスの影響で、在宅勤務を実施した企業も増えました。けれど、在宅勤務は想像以上に自己管理能力が問われる働い方だと実感している人も多いはずです。今回は、在宅勤務になってどう変わったか? をヒアリングしてきました。

Cinq読者の皆さま、おはようございます。キャリアアドバイザーAです。
もし、コロナ禍がなかったら、今頃は東京オリンピックやパラリンピックで外国人観光客もたくさん来日していた頃でしたよね。私は新宿に通勤しているので、通勤電車がかなり混むことが予想されていて、時差出勤等、どう対応したら良いのだろうな…と思っていました。
残念ながら、その心配は杞憂に終わってしまったわけですが…。

想定されていた東京オリンピックきっかけではなくて、新型コロナの影響で、在宅勤務を実施した企業が増えましたが、在宅勤務は想像以上に自己管理能力が問われる働き方だと実感された方も多いことと思います。今回は、知人の在宅勤務の様子をヒアリングし、考察していこうと思います。

仕事をする「場所」を整えるひとたち

「自宅の特定の場所を決めなくても仕事ができるので、場所はどこでも良いわけなんですけど、私は仕事をする場所を決めることで、集中できる環境を作ろうと決めました。自分がテレビを点けてしまったり、ベッドが近くにあると誘惑に負けてしまったりする性格だとわかっているので。(人材業界業/32歳)」

長時間の通勤時間がなくなったのは快適だけど、自宅の椅子やテーブルが7~8時間座り続ける想定の作りではないので、腰痛や肩凝りが増した気がします。
あと、リモート会議で自宅PCと目線が合っていなかったのか、自分の顔の輪郭がダブついて見えてショック!以来、リモート会議に苦手意識があります…環境作りに手を抜いてはいけませんね。(メーカー勤務/38歳)

これから仕事をする! と「意思表示」をする

「ON・OFFのメリハリを付けるために、着替えたり軽くメイクしたりして、身支度をすることにしています。休日の時のように部屋着だと気持ちもダラダラしてしまうので。
メイクすることで『今は仕事をしている』という意思表示とし、家族もお互いに邪魔しないルールになっています。(IT業界/29歳)」

在宅勤務でもタイムスケジュールを変えない

「リモートだと、どうしても生活のリズムが乱れがち。なので、平日は敢えて起床時間も就寝時間も出勤時と全く同じ時間にしています。通勤時間が無くなった分、活動時間を前倒しにして、家族と活動時間が被らないように工夫しています。(Web業界/27歳)」