日本人の平均寿命は、厚生労働省の2020年の調査によると男性が81.56歳、女性は87.71歳です。同じ調査の1990年の結果は、男性が75.92歳、女性は81.90歳なので30年で平均寿命は5年以上延びています。医療の進歩や健康意識の向上など、さまざまな要因があるでしょう。
長生きするのは嬉しいことですが、リスクもあります。では、どんなリスクがあるのでしょうか。対処方法も含めて解説します。
長生きすることのリスクとは
長生きの一番のリスクは、老後資金が足りなくなることです。老後資金2,000万円問題が騒がれたのは記憶に新しいですが、退職金や年金で老後資金をまかなえない場合は、老後破産のリスクがあります。長生きすればするほど、必要になる老後資金も増える点を意識することが大切です。
また、医療の発展から長生きしやすくなっていますが、病気をすればお金がかかります。病気だけでなく、介護にお金が必要になるケースもあるでしょう。財源の不足から、高齢者の医療費が上がる可能性も否めません。
自分が実際に受け取る退職金や年金を知った上で、足りなさそうな金額については現役時代に貯蓄を蓄える必要があります。
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