しかし、現場の人間にとって歯がゆいのは、それが視聴率に結びつくわけではないことだ。
「『旅サラダ』としては今回の変更は視聴率的にはマイナスでしょう。旅の行き先にもよりますが、常夏の国などを訪れた場合、旅サラダガールズが水着になるのが恒例で、それを楽しみにしている視聴者は多かったはずですから。
同番組には、局アナが日本各地を訪ね、街の人々においしいものを尋ねて回る『コレうまの旅!』というコーナーがありますが、ヒロド歩美の後任に男性アナが起用されると、あっという間に交代し、すぐに女性に戻りました。要するに、女性を起用した方が数字は取れるんですよね。
我々は世の流れに従うだけですが、視聴率が0.1ポイント下がるだけでも現場の人間にとっては死活問題です。多様性への配慮は必要ですが、“本当に視聴者がそれを求めているのか”という議論も必要ではないでしょうか」(民放バラエティ番組制作関係者)
近い将来、「昔は水着の女性がテレビに出てたんだって!」という日がやって来るのかもしれない。