厚生年金受給者の平均額は?

実際の厚生年金受給者の平均額はいくらくらいなのでしょうか?厚生労働省が公表した「令和2年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」で確認していきましょう。

2020年度(令和2年度)の厚生年金保険受給者平均年金月額は、14万6,145円でした。この金額は、老齢基礎年金(国民年金)も含みます。2022年の老齢基礎年金が6万4,816円のため、厚生年金だけで考えると、約8万円です。

厚生年金で月15万円もらえる人は全体の58.75%

次に、「令和2年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」を使って、厚生年金で月15万円受け取れる人は全体の何%いるのか考えていきましょう。公表されている厚生年金額には、国民年金が含まれています。

調査における年金受給権者の総数は、1,610万133人。そのうち、年金月額15万円~16万円は、94万5,950人です。この結果、厚生年金で月15万円受け取れる人は全体の58.75%でした。