小栗は社長就任について、「社長就任を逡巡したこともありましたが、会社の仲間や、お世話になった皆様、また長年支えて下さったファンの方々に、もう少し違う観点からお返し出来ることもあるのではないかと前向きな考えに立ち至り、就任を決心致しました」とのコメントを発表した。小栗は今後、俳優業と社長業の二足の草鞋となる。

「小栗を社長にするという話は以前から出ており、2020年には女性誌からの取材に山本氏が『そんな構想や予定があるのは間違いありません』と認めつつ、経営経験ゼロの小栗に引き継ぐにあたってそれなりの時間が必要とも話していたが、創業30周年という節目のタイミングで社長交代となった」(芸能事務所関係者)

 山本氏にとってはようやく小栗に社長の座を譲り渡せたという形だろうが、しかしトライストーンは現在「厄介な問題」を抱えてしまっており、「どう対応するか社長としての小栗の手腕が注目される」(同)という。

 同社に所属する綾野は、今月4日に暴力行為法違反(常習的脅迫)容疑などで逮捕されたガーシー容疑者を刑事告訴しており、今後、和解して被害届を取り下げるか、取り下げないまま公判となって証拠調べのために出廷するかの選択を迫られることになりそうだが、公判になった場合、不都合なことになりそうだというのだ。