「5月25日は個人2.1%、世帯3.6%と、なかなか厳しい。切り口とリサーチが肝になる番組ですが、テレビ的なビジュアルで考えると、夜9時というより夜10時の雰囲気です。また、結果的に『よく調べ上げた』という感想でしかないこともあったり、ターゲット層がわかりにくいなど、構造的な問題があります。フジテレビらしい番組ではありますが、今こうした雑学系の番組がどこまで受け入れられるのか……」(同)

 新番組だけでなく、フジテレビは既存の夜9時台のバラエティも見直しを迫られている。たとえば、水曜夜9時の『ホンマでっか!?TV』だ。14年続く長寿番組だが……。

「視聴率は裏番組の環境によって大きく左右されますが、5月10日は個人2.6%、世帯4.5%でした。この日の裏は『上田と女が吠える夜』(日本テレビ系)個人5.6%、世帯9.4%、『特捜9』(テレビ朝日系)個人5.6%、世帯9.6%、『ワールド極限ミステリー』(TBS系)個人4.5%、世帯7.9%で、『ホンマでっか』はテレビ東京を除く民放最下位に終わっています。最近は再び専門家を立てるような形式にシフトしつつありますが、かつての“尾木ママ”こと教育評論家・尾木直樹氏のようなスターが生まれるわけでもなく、テーマごとに新しい人材を探して当てはめている状況。正直、番組としての賞味期限は終わっています」(同)