リスタート早々に受難の時代を迎えるキンプリ。そのほか、P&G、ボシュロム、キッコーマンなどは平野の退所にともない、ファンに惜しまれつつも徐々に終了する見込みだ。
「虫刺され薬や安価な化粧品など、スーパーで主婦層が手にとることを前提とした商品は、やはりパッと見た際の印象が第一。すなわちイケメンだと目が行きやすいわけで、このターゲット層に向けたCMからジャニーズタレントの露出が減っていくと、次々とクライアント離れが進んでしまいそう。ただでさえ、強気の値段設定な上に、他事務所よりも厳しいチェックや要望あるので、コスパが悪くなっちゃいますからね」(CMディレクター)
ひびが入りつつあるジャニーズとCMクライアントとの関係だが、この夏唯一と言ってもいい明るいニュースも。
「制汗剤・シーブリーズのCMに、2001年の赤西仁以来、20余年ぶりになにわ男子の道枝駿佑と長尾謙杜というジャニーズタレントが起用されました。十代から圧倒的な人気を誇る本商品にキャスティングされたことは、彼らにとっても大きいはず。ジャニーズ内の序列も、なにわ男子中心へと変化していっています」(CMディレクター)
平野紫耀の脱退により、一気に勢力図が変わりつつあるCM業界。なにわ男子がこの窮地を救ってくれるのか。