あなたは親や兄弟、親戚と縁を切りたいと思ったことはありませんか?
今回はそんな「もう血縁を切りたい...」と思ってしまうようなエピソードについてfuelle編集部が取材しました。

サラリーマンは向いていない

1988年の8月頃の私が4歳のときのことです。

父は独身時代から飲む打つ買うをしてきた人で母とは少しずつ険悪な雰囲気になっていたことを子どもながらに感じていました。

父は普通のサラリーマン勤務は自分には向いていないとトラックの運転手をして生計を立てていたのですが、ある日、母宛てに父が出勤していないと会社から連絡がありました。
当時は携帯電話もなく、連絡がつかない為、母は心配してはいたものの嫌な予感がしていたようで、警察などに届けるなどはせず、父の帰宅を待っていました。

そして、しばらくすると母の予感は的中しました。
酔っぱらった父が同じく酔っぱらった仕事仲間や友人などを大勢連れて帰宅し
「これから麻雀をやるから、酒とつまみを用意しろ」
と母を怒鳴り散らして家のテーブルで麻雀を始めたのです。

仕事に行かず、どこで何をしていたかを問いただしても答えない父に母の堪忍袋の緒が切れてしまい、
「酒もつまみも用意しない!」
と言い放つと、
父が母にティッシュの箱などを使って頭を叩くなどする暴力をふるい始めました。