先日フジテレビで放送された「ボクらの時代」にて、錦鯉の長谷川雅紀さん、とにかく明るい安村さん、なかやまきんに君さんの、とても魅力的なベテラン芸人3人が奇跡の復活について話していた。芸風としては動きに重きを置く3人だが、あまり普段トークしているところを見られるメンバーではない分、普段あまり聞けない話が多くあった。

 長谷川雅紀さんは23歳から芸人を始め現在51歳、芸歴29年目になる。M-1グランプリ2021で優勝し、ベテラン芸人に希望を与えたコンビとしても知られている。錦鯉はよくライブでご一緒したが、圧倒的にライブ数が多く、どんな若手よりも努力しネタを研いでいた。ベテランの中でも誰よりも卑屈にならず、謙虚に頑張っていた。諦めないという清い姿勢が奇跡だった。どうしても芸歴が長く売れない時間が長いと活動時間は減り、ライブ数は減り、飲みにばっかり行き、卑屈になり、面倒くさい先輩になってしまう。その要素が全くなかったのが錦鯉だった。

 49歳から芸人で食べられるようになったという。売れたのはいいがデメリットもあるそうで「美味しいものは入らない、女性遊びしようにも元気がない」「売れたらやりたい事がこの年齢だからちょっと……」と性欲、食欲が干からびてきているとのこと。売れ切った錦鯉、これは奇跡と言っても過言ではない。