楽曲のテーマに合わせてコロコロと変わる髪型、メイク、服装なんかにもこれ仮想世界だったらクリック1つで思い通り的なコンセプトが内在しているのだろうが、おっさん的にはこれヴィジュアル系の手法やないかと。カムバの度にその贅を尽くしたビジュに度肝を抜かれていたMALICE MIZERやPsycho le Cemuなどとやっている事が基本的に同じではないか。たまらん。たまらんぞaespa。

 そして楽曲、並びにパフォーマンスだ。とは言えおっさん当たり前ながらダンスについては門外漢なのでパフォーマンスは凄えとし言い様がねえので割愛するが、楽曲、これはもう単純にこないだ4/28のMステにて日本のテレビ番組初パフォーマンス(WINTERは体調不良により欠席)となったデビュー曲である「Black Mamba」がゴリゴリのヘヴィチューンであり、何ならおっさんの耳にはロック的な聴き方で非常に入りやすく、単純なリフが音色を変えながら延々と繰り返される様とこれまた単純なリズムが縦にグラインドする様に、2000年代のNu Metal的な手法を感じたからであった。

 おっさんはBlack Mambaで踊るのではなく、メロイックサインを掲げてヘドバンしています。

 何せ人生初のK-POPは分からん事ばかりなので、比較対象として他のグループやらも聴いてみなくちゃなあなんて思っているのであるが、曲やビジュからは先程の厨二病、そして2000年代リバイバルを思わせる見せ方がaespaの特色っぽいので、ここがツボだったんですよと言うお話。

 先日記事の題材とさせて貰ったワンオクの新譜、そして最近だとあからさまにルーツ回帰であったメタリカの新譜、並びにサマソニで来日するFall Out BoyやBring Me the Horizonなどもことごとくロックが輝かしかった頃の年代を思わせる作風での作品をドロップしており、この流れに無理矢理aespaをぶち込んで聴くという多分そんなヤツいねえだろ的な楽しみ方をしているのであるが、しかしこないだのサードミニアルバムのもめちゃくちゃ良くてねえ……なんてお話もまたご機会がございますれば。