夏は連日うだるような暑い日が続くため、「食欲がなくなってしまうのが悩み」という人もいるのではないでしょうか。食欲減退は夏バテに直結してしまいます。そんなときでも比較的食が進むのが、ヒンヤリ感を味わえる冷たい料理。定番のそうめんや冷やし中華もいいけれど、定番以外にも冷やしておいしい冷やしグルメがあるんです!今回は簡単に作れる冷やしグルメのレシピを3つ紹介します。
1.たっぷり野菜の冷やし鍋
生野菜をたくさん摂取するのは大変ですが野菜は火を通せばたくさん食べられます。手軽に多くの野菜を摂取できる鍋料理は、いつの季節にも食べたいものです。
しかし酷暑の夏にあつあつの鍋はちょっと食べづらいですよね。そんなときは「冷やし鍋」にしてみてはいかがでしょうか。「鍋は冬の定番」というイメージが覆る、暑い日にぴったりの料理になるんです。
あまり鍋に入れることのない夏野菜も意外と合うんですよ!味付けも濃縮タイプの鍋の素を使えば1人前だって手軽に作ることができます。
【材料】
・鍋の素:適量(味の調整がしやすい濃縮タイプ)
・水菜:1束
・長ねぎ:2分の1本
・にんじん:2分の1本
・しめじ:お好みの量
・つみれ:3個
・ズッキーニ:2分の1本
・豆腐:半丁
・オクラ:2~3本
・トマト:お好みの量
・氷:適量
【作り方】
- オクラは塩もみをしてガクをとり、ゆでて下処理しておく
- 野菜や豆腐などはお好みで適度な大きさに切っておく
- 鍋の素でダシ汁を作り、火が通りにくい野菜(根菜など)を入れてから火をつける
- ふつふつとダシが温まってきたらしめじなど(きのこ類)を加え、沸騰したらつみれなど(肉類)を入れる
- アクが出たら取り除き、肉に火が通ったら長ねぎ、水菜、ズッキーニ、トマト、豆腐を入れる
- 材料に火が通ったら粗熱をとって氷を入れて冷やせば完成
最後に氷を入れるのでダシは少し濃いめに作るのがコツです。トマトはそのままでもおいしいですが、皮の固さが気になるなら湯むきの一手間を加えるとよいでしょう。
湯むきすることで食べやすくなるだけでなく、ダシも染み込みやすくなります。ただ豚肉は冷やすと脂が固まってしまうことがあるため、豚肉で作る際は豚肉だけ別でゆでて水で冷ましてから鍋に入れてください。
今回は醤油ベースの鍋の素を使用したため、具だくさんの和風冷製スープのような味わいになりました。熱い鍋とは全く別物と言っても過言ではありません。シメにそうめんを入れればかなりボリュームがありますよ!
2.冷やしおでん
おでんも鍋と同じく冬ならではのメニューですが、食品メーカーのミツカンをはじめ各メーカーが公式ホームページ内で続々と冷やしおでんのレシピを紹介しています。鍋と同様に夏野菜を入れれば彩りも鮮やかになり、夏を感じる華やかなおでん料理に早変わりするでしょう。
【材料】
・おでんの素:適量
・大根:1片
・はんぺん:2分の1枚
・ちくわ:1本
・さつま揚げ:1枚
・ゆでたまご:1個
・トマト(中):2個
・オクラ:3本
【作り方】
- オクラは塩もみをしてガクをとり、ゆでて下処理。大根は下ゆでしておく
- おでんのダシに大根、ちくわ、さつま揚げ、たまご、トマトを入れてひと煮立ちさせる
- オクラとはんぺんを加え、はんぺんがふっくらとしたら火からおろす
- 粗熱をとり保存容器に移して冷蔵庫でしっかり冷やす
冷やすと味がぼやけるので少し濃いめに味付けしましょう。鍋同様にトマトは湯むきしてから入れてもいいでしょう。冷たい具からおでんの優しい風味がじゅわっと口の中に広がり食欲をそそります。
おつまみにもぴったりで、リモート飲み会でも活躍しそうな一品です。練り物やたまごもはいっているため食べごたえも十分。トマトとおでんのハーモニーは絶妙です!