資産形成:金融商品を適切に選択するために

「資産形成」というと、専門知識を用いて株式や不動産などに投資するといったイメージもあるかもしれませんが、広い意味で資産形成とは「将来に備え、お金の準備をしていく」ことです。

リテラシー・マップでは、資産形成に関する項目で「リスクとリターンの関係を踏まえ、求めるリターンと許容できるリスクを把握している」「分散投資と長期投資のメリットを理解し、活用している」という目標を示しています。

意外かもしれませんが、同マップでは大学生の時点で金融商品に対してある程度の理解と運用が目標とされているため、そこからもう一歩踏み込んで、ライフプランを踏まえた必要資金を整理し、計画的に準備をはじめることが必要となるでしょう。

具体的にはどうすればいいの?

投資においてはできるだけリスクは避けたいところですが、大きなリスクを避ければ、大きなリターンを得ることもできません。リスク・リターンを理解した上で、求めるリターンと許容できるリスクを把握しておく必要があります。

独身時代は生活に余裕がある人も多いでしょう。余裕資金があれば多少のリスクを許容して、リターンを期待する商品の選択も可能でしょう。

長期投資において、若いということが一番の強みであることを理解し、分散投資のメリットについても理解を深めておきたいところです。

これらの投資法には正解があるわけではありません。景気の動向、金利や為替の動きが金融商品にどのように影響するか、情報を集めるスキルを磨き、知識を蓄えておくことが重要です。

ライフプラン実現のために「お金との上手な付き合い方」を探ろう

時代の変化に伴い、お金に対する考え方も変わっていくもの。数多くの金融商品やサービスの中から自分が何を選択するかは、その後のライフプランにも影響を与えます。

お金の情報は、社会や経済の変化について常に変動しています。一度把握したら終わりではなく、常にアンテナを張って新しい情報をつかむことが重要です。そうすることで、時代に合った金融リテラシーを身に付け、高めていくことができるでしょう。

市民に向けて金融セミナーを開催している自治体もあるので、そういった勉強会に参加したり相談窓口を利用したりして情報を得ることも可能です。本やニュースを見るだけでは分かりにくい金融の話も、専門家から聞くことで正しい理解につながります。

社会人になったら、自分や家族のために金融リテラシーを養い、適切な家計管理を行い、金融商品やサービスの仕組みやリスクも理解していきたいものです。若いうちからこうした努力を怠らないことで、思い描くライフプランの実現に近づけるはずですよ!

提供・UpU

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