コロナ禍により大きく変わった生活様式。まだ終息していないことから、自宅で過ごす時間が増えた人も多いのではないでしょうか。それにともなってすっかり運動不足となり、急激に体重が増えてしまった……。今回は、そんな「コロナ太り」に悩む人にぜひ実践してほしい7つの習慣を紹介します。
20代女性の約4割が「コロナ太り」を実感
株式会社ナリス化粧品は、2,023人を対象に新型コロナウイルス感染拡大の影響下にあった2020年4月以降、1ヵ月の生活に関するアンケート調査(実施期間:1次調査 2020年4月30日~5月7日、2次調査2020年5月7日~5月10日)を行いました。
その調査結果によると、20代女性の約4割が体重の増加を経験していると回答しています。コロナ太りの主な原因としては、外出自粛による運動不足や、テレワークになり在宅勤務となったことで通勤が不要となったことなどが考えられます。
コロナ太りを解消する7つの習慣
今後自粛ムードが緩和されていったとしても、当面の間はマスクの着用やソーシャルディスタンスを守るなど、従来とは異なる生活様式が続くことになるでしょう。
また今後も、肉体的かつ心理的にも負担のかかる過ごし方を余儀なくされることが予想されます。無理なダイエットでさらに体への負担をかけることは、できるだけ避けたいところです。
コロナ太りを解消したいのなら、まずは普段の生活に無理なく取り入れられることから始めるのがいいでしょう。
それではコロナ太りを解消するために取り入れたい7つの習慣を紹介します。
- 毎日決まった時間に食事をする
- 食べたものを記録する
- 水分をしっかり摂る
- 腸内環境を整える
- 正しい姿勢で生活する
- 睡眠負債を解消する
- 間食は「太りにくいおやつ」を
1.毎日決まった時間に食事をする
前述の株式会社ナリス化粧品の調査では、生活リズムについて「朝食を摂る時間・昼食を摂る時間が不規則になった」と答えた人がそれぞれ20%を超えました。また「夕食を摂る時間が不規則になった」と答えた人も15.7%という結果になっています。さらに生活リズムが不規則になった人は、そうでない人に比べ倍近くコロナ太りを実感しているようです。
コロナ禍で日常がガラリと変わり、毎日の生活リズムが乱れている人は、まずは1日3食を毎日決まった時間に食べることからスタートしてみましょう。
食事の時間を決めると、その他の活動の時間もおのずと決まってきます。特に朝食は大切です。決まった時間に朝食を取ることで生活にリズムをつけやすくなるので、少量でも必ず食べるように心がけることが大切です。
2.食べたものを記録する
在宅勤務でいつでもスナック菓子が食べられる環境にあることや、外出自粛で「食べることしか楽しみがない!」と暴食気味になるなど、自分でも気づかないうちに過食してしまっている人もいるでしょう。
そんなときに効果的なのが1日で口にしたものをすべて記録することです。「最近食べすぎているな」と感じるのであれば、ノートやスマホのメモ帳に自分が食べたものをその都度箇条書きにしてみましょう。
この方法は「レコーディングダイエット」とも呼ばれており、スマホでも管理できるアプリがあるので試してみるのもよいかもしれません。
自分の毎日の食事量を可視化することで、食べすぎの原因や食事バランスの偏りに気がつけるようになります。さらに記録をつけることで自制心が働きやすくなり、食事制限をせずとも過食を抑制できる効果が期待できます。
3.水分をしっかり摂る
リモートワークによって自宅で長時間作業をしていると、仕事に集中するあまり水分補給の回数が減っていないでしょうか。
水太りするから……と水分補給をためらう人もいるかもしれませんが、水はカロリーゼロです。いくら水を飲んでも脂肪がつく原因にはなりません。むしろ新陳代謝を促し体内を健康に保つためには、こまめな水分補給が必要です。
さらには「自律神経のバランスを整える」「免疫力アップ」「むくみや便秘の解消」など体にうれしい効果も得られます。人間の体の約60%は「水分」でできているからこそ、しっかりと水を摂って体の内側から健康にしていきましょう。