皆さんの周りに厄介なママ友はいませんか?
今回はそんな実際に出会った「ヤバイママ友」についてfuelle編集部が取材しました。
デパートの化粧品売り場で働いていたことが自慢のママ友
私が住んでいる所は表向きは市ですが大変な田舎で、大型ショッピングセンターや品揃え豊富な大きな本屋に行きたい時には、二つ隣の市へ行かなければなりません。
昔はとても栄えており、市のシンボルとも言えるほど大きなデパートがありました。
数年前に経営不振により閉店、現在は解体され更地になっているものの、そのデパートに就職したことは、田舎住まいの人々にとっては一種のステータスとも言えるものでした。
私の娘と幼稚園からの同級生のママ友のエピソードです。
子ども同士仲がよく、何度か話したことがある彼女。
「私は○○デパートの化粧品フロアで働いていたのよ」と口癖のようにいつも話します。
デパートが閉店して退職した後、彼女はずっと専業主婦。
興味本位で「もう仕事はしないの?」と尋ねたところ、「○○デパートの化粧品フロアで働いていた私には、小さなスーパーのレジ打ちなんて似合わないわ」と言いました。
「化粧品フロアで働いていた」と言う彼女は、いつもしっかり化粧をし姿勢もよく、きらびやかな洋服を着ていました。
そんなママ友に、最初の頃は「あのデパートの化粧品フロアで働いていたなんてすごいな」と思っていました。
しかし、閉店したデパートの話をずっとし続けるうえ、常に動きやすさより見た目重視の洋服、化粧を汚さないように地域の清掃行事を手伝わない、といったママ友の振る舞いには、何とも言えない気持ちを抱いていました。
周囲のほかのママ友から敬遠されていたものの、彼女は「きらびやかな自分に周囲が嫉妬している」と思っているようでした。
「状況に合った服装で行事に参加し作業してほしい」という忠告にも聞く耳を持たず、ほとんどのママ友は彼女から離れていく始末。
そんな中、娘同士が仲のよい私だけが、連絡要員としてママ友とかすかな縁を持っているような状態でした。
話し相手もいなかったのだと思いますが、PTAの連絡だけでも閉店したデパートの話をされて、伝達するのに一苦労でした。