定額年金保険と投資型年金保険の違い
『個人年金保険』には、『定額個人年金保険』と『投資型個人年金保険』があります。それぞれの違いについて説明します。
定額個人年金保険とは?
『定額個人年金保険』とは、契約時に将来受け取れる年金額が確定している保険商品のことです。保険料として支払ったお金は保険会社が運用しますが、運用成果によって将来受け取れる年金額が影響を受けることがありません。運用パフォーマンスに関わらず、契約時に定められた金額を年金として受け取れます。
定額タイプのメリットは、金額があらかじめ決まっているため老後資金を計画的に貯めやすいという安心感です。ただし『個人年金保険』でも円ではなく外貨で運用しているような場合は為替差損が出る可能性もあるため商品内容のリスク確認をしっかりしておきましょう。
投資型個人年金保険とは?
『投資型個人年金保険』は、『変額年金保険』とも呼ばれます。『定額年金保険』とは異なり、運用成果によって将来受け取れる年金額が変動する保険商品のことです。
予想を下回る年金額になってしまうリスクがある一方で、予想より多い年金額を受け取れる可能性もある投資的な性格の強い保険商品です。
将来的に物価が上昇していくインフレ局面においても期待できる運用方法といえます。インフレ局面で現金は額面こそ変わりませんが現金の価値は下がっていく一方です。
しかし投資型個人年金保険は国内外の株式や債券など特別勘定で運用されるため、インフレでも資産価値が目減りするリスクを軽減することができます。
個人年金保険の節税効果!20代はメリットが大きい?
要件を満たす『個人年金保険』に加入すれば「個人年金保険料控除」を受けられます。具体的な要件は以下の4つをすべて満たすことが必要です。
- 保険料払込期間が10年以上
- 年金の種類が確定年金・有期年金の場合、年金支払日における被保険者の年齢が60歳以上かつ年金支払期間が10年以上
- 年金受取人は保険契約者か配偶者のいずれか
- 年金受取人は被保険者と同一
『個人年金保険』に加入する際には、『個人年金保険料控除』の対象になるかどうか、確認しましょう。『個人年金保険料控除』では、支払った保険料によって控除額が変わります。例えば、年間の保険料が8万円超であれば所得税の控除額は一律4万円です。
資産形成をするなら!20代のうちから「時間」を有効活用しよう
20代の方が時間を味方につけて資産形成する方法として「個人年金保険」を紹介しました。20代のお金の使い方は、今後の人生に大きな影響を及ぼします。
「時間」が大きな資産となる20代のころからコツコツと資産形成に取り組むことで無理なく将来の資産を構築することが期待できるでしょう。
提供・UpU
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