ただ、この和久田アナの復帰により、NHKの各番組で“横滑り人事”が発生。人気アナウンサー数名が、和久田アナ復帰の影響をモロに受けることになった。
「和久田アナの復帰に際しては『ニュース7』が絶対条件でした。というのも、この番組の担当ならば昼頃の出社でも間に合いますし、さらに放送後の反省会をしないという条件をつければ夜の8時には退社することができる。和久田アナにとっては一番いい時間帯なんです。ただ、その影響で『ニュース7』を担当していた林田理沙アナが『ニュースウオッチ9』に異動することに。さらに、『ニュースウオッチ9』のキャスターだった山内泉アナは『ニュース7』のサブキャスターとして金曜や休日などの担当へ。ここまで大がかりな人事異動をしてでも、幹部は和久田アナ推しで復帰を進めたんです」(民放関係者)
4月の改編からおよそ2カ月が経ったが、結果的にこの人事で一番被害を受けたのが、現状では山内アナだといわれている。
「山内アナは2017年4月入局ですので、地方局周りのあるNHKでは超若手です。21年度に東京の所属になると『NHKニュースおはよう日本』を担当。さらに『ニュースウオッチ9』のメインキャスターにつき、次期エースとの呼び声も高かった。ですが、いきなりハシゴを外され、和久田アナのサブになったわけで、いわば“降格人事”といえる。一部週刊誌では、地方局時代に同僚アナとの不適切な関係があった疑惑を報じられる始末。今回の人事異動で、山内アナは出世コースから外れてしまった形です。
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