ビビりながら風呂に入っている中丸

 この宿泊施設の売りは、バスルームである。三面ガラス張りのお風呂になっており、浴槽に浸かったまま平戸の景色が一望できるのだ。

 試しに、湯を張っていない状態のまま中丸が湯船に入った。

「簡単に言うと、視界に入るものすべてが山とか水平線なわけですよ。おそらく、湯を張ってると(湯と)海との境目がつながって、いわゆるインフィニティ風呂みたいな感じになるんですかね」(中丸)

 さらっと、インフィニティプール(風呂)という単語を発する中丸。さすが、インスタグラマーだ。でも、三面ガラス張りだけに、外からまる見えにならないか気になる。浴槽の形も、学校のプールに入る前の消毒スペースみたいだったし……。

 しかし、そんなマイナス要素にはお構いなしで魅力のみを伝え続ける中丸。

「たぶんですけれども、当時のお殿様よりも殿様気分を味わえちゃうかもしれませんね」(中丸)

 インフィニティ風呂の体験をもとにした「当時のお殿様よりお殿様気分が味わえる」という感想が、うまいことを言っている。なにげに名言だったと思う。

 一方、気になるのは中丸の表情だ。少し、ひきつり気味だったのだ。かねてより、スカイダイビングをNG仕事にしている中丸。インフィニティ風呂からの景色(高さ)に食らってしまい、地味にビビっていたのではないか? 湯船の浸かり方も、端っこにちょこんと座ってコンパクトに収まってたし。不可解なエア入浴姿の中丸。