結婚前に同棲するカップルが増えていますね。同棲するのにはお金がかかりますが、初期費用や生活にはどのくらいのお金が必要になるのでしょうか?!この記事では同棲するのにかかる、初期費用や生活費などのお金の問題を中心としてお伝えします。
【はじめに】同棲をするカップルが増えています
同棲するカップルが増えているようですね。
数十年前には、結婚する前に同棲することは考えられないことでしたが、今ではお互いに入籍する前に相性が合うのかを実際に体感できることから、同棲はどちらかというとオススメされているようです。
やはり入籍してから、味覚や生活習慣、金銭感覚があまりにも違って、「しまった!!こんなはずじゃなった!!」となるよりも、結婚しているよりも関係を解消しやすい同棲でお試ししてから結婚を考えた方が無難と言えば無難ですよね。
また、カップルがお互いに1人暮らしをしている場合、2人暮らしの方が何かとお金もかかりません。
結婚に向けて貯金を貯めたいと同棲を始めるカップルもいれば、学生なら生活費を浮かせるためにどちらかの部屋へ転がり込んでしまう、ということもあるようです。
でも同棲を始めるとなると何かとお金はかかるものです。
貯金がないと厳しかったりします。
お金がない学生さんだと何かと厳しいことも…
この記事では同棲を始めるにあたって必要になるお金の問題についていろいろと見ていきたいと思います。
同棲するのにはお金がかかる!
お金や貯金がないからと、学生さんなんか交際相手の部屋へ転がり込んでしまい、住み込んでしまうような人もいるようです。
でもそれだと親から何を言われるかわかりませんよね。
同棲をするのなら、何かと親への挨拶やお金の折半や内訳の問題など、社会人はもちろんのこと、学生でもきちんとしておかないといけません。
同棲を始めるのには何かとお金がかかります。
社会人ならある程度の貯金がないと厳しいですし、学生なら親御さんがどこまで援助してくれるのか、というのも気になるところです。
同棲を始める前には、きちんとどのくらいお金がかかるのかを内訳までしっかりと計算して、どこの部分を折半して、どこの部分をどちらの負担にするのか、どこの部分をお互いが自分で負担するのか、ということまできちんと話し合っておくことが大切です。
同棲を始めてからのトラブルを避けるために!!
例えば洋服を買うのが好きな彼女の洋服代まで折半にするのか、彼氏の方が食事はたくさん食べるのに食費も折半なのか、生活に使うだけならともかく、半分以上趣味が入っている彼氏の車の維持費も彼女が折半しなくてはならないのか、などなど。
お金の問題は最初にきちんとしておいても、後からトラブルが必ず発生します。
最初に勢いだけでなあなあで同棲を始めてしまうと、そのトラブルがもっと深刻になります。
2人の大切な将来にも関わることですから、最初からしっかりと話し合っておくことが大切です。
この記事では出来るだけ同棲にかかる費用の内訳を細かく見ていき、だいたいの平均金額も示してみたいと思います。
しかしこれはあくまでも平均であって、地域差や生活レベルの差によって大きく変わってくることをご了承ください!!
同棲を始める前に分担を決めよう!
同棲というのは、今まで全く違う家庭環境で育ってきた2人が、一つ屋根の下で一緒に生活を始めることです。
結婚とは違い、社会的な責任というのはそれほど強くは問われませんが、2人の力で責任を持って生活を作っていかなくてはならない点は、社会人だけではなく学生でも、結婚生活とそれほど変わらないと言えるでしょう。
生活費の内訳をしっかりと計算して、お金や家事の分担をちゃんとできるかどうかが、その後結婚へとスムーズに繋げていけるかどうかの分かれ目になります。
結婚を考えているのなら、結婚式の費用やいずれ生まれてくる子供の教育費の貯金も考えなくてはなりません。
お互いの収入の範囲内で、生活費と貯金をどのように分担していくのかはきちんと考えなくはいけませんよね。
お金は折半が基本だと思われていますが、生活費は全て折半すればいい、という訳でもありません。
例えば彼氏だけが車を持っていた場合、通勤に使う場合以外は2人の生活のための買い物や、デートに使うのなら全て折半でもいいでしょう。
でも彼の趣味がだいぶ入っているのなら、それを彼女にまで折半させるのはおかしい事かも知れません。
その辺の分担をどのようにしていくのか、2人でしっかりと話し合うことが大切です。
学生の場合には、2人の親に最初に間に入ってもらうのもいいかもしれませんね。
必要なお金には毎月かかってくるものと、車の税金や車検、アパートの更新料などのように1年か2年に1度かかってくるものとあります。
1年か2年に1度必要になるお金はそれなりの金額になることが多いので、一度にねん出しようとするとかなり大変です。
おおよその金額を出してから、そこまでの月数で割って、毎月平均額を貯金していくようにしましょう。
同棲に必要なお金 初期費用はどのくらい?!
まず同棲を始めるにあたっては、毎月の生活費や積立の他に、初期費用が掛かります。
毎月の生活費しか計算していなかった場合、こちらが一度にかなりの金額がかかることに驚く人もいるようですが、同棲とはいえ2人で新しい生活を始めていくことには変わりありません。
しっかりと初期費用も内訳を考えて、どのように折半して分担をしていくのかを、2人の貯金額も考えながらしっかりと話し合いましょう。
学生の同棲はどちらかの家に転がり込んで始まることも多いので、初期費用は必要ない場合もありますが、それでも1人暮らしが2人暮らしになると、何かと必要になるモノが増えます。
また転がり込んだとはいえ、家賃や生活費の分担はしっかりと考えなくてはいけませんよね。
学生でも折半するべきは折半して、余計に渡すべきものは渡す、その辺もしっかりと考えましょう。
同棲を始めるにあたって必要になる初期費用には、部屋を借りるために必要なお金、家具や家電を揃えるためのお金が必要になります。
それから意外に忘れがちなのが、このほかにも必要になる生活雑貨のお金。
家具や家電だけでは料理や食事をしたり、お風呂に入ったり、洗濯物を干したりできませんよね。
そういった細かいものは、一つ一つの金額はそれほどかからなくても、数が多いので、全部そろえると平均してもかなりの金額になります。
この辺の内訳もしっかりと考えて、安くてまとめて買えるお店を見つけて賢く買い物をしましょう!!
新しく部屋を借りて同棲生活を始める場合の初期費用は平均で50万円から60万円くらいと言われています。
貯金があってもかなりこの初期費用で切り崩すことになります。
しかしこれは平均額なので、部屋や家具家電をどのレベルで揃えるか、ということでかなり幅があります。
2人の貯金額を考えて、どのレベルで同棲が始められるのかもしっかりと見極めましょう!!
【同棲の初期費用】部屋を借りるためのお金
それでは同棲を始めるにあたって必要になる部屋を借りるための初期費用からみていきましょう。
学生などで、どちらかの部屋に転がり込んだ場合には必要ないお金ですが、ただ転がり込むのではなく、自分が転がり込んだことで迷惑をかけるのは確かなことなので、しっかりと折半するべきは折半して家賃の分担も考えましょう!
同棲を始めるために必要になる部屋を借りるための初期費用の大まかな内訳は、敷金・礼金・当月分と翌月分家賃などが必要になってきます。
平均すると20万円から30万円ほどかかります。
部屋のグレードが上がれば上がるほどこれらの金額も上がってくるので、折半や分担をしても、2人の貯金がある程度しっかりとないと厳しいかもしれませんね。
しかし、部屋のレベルを変えることで抑えることもできますし、学生でなくてもどちらかの部屋で同棲を始めるのなら、初期費用は必要になりません。
しかし部屋の規約によっては単身者向けの物件の場合には2人以上で暮らすことは禁止されている場合もあるので、一度きちんと不動産屋さんに確認をしておきましょう。
それではここから部屋を借りるための初期費用の内訳についてみていきましょう。
敷金(同棲の初期費用)
まず部屋を借りる時に必要になるのが、敷金です。
敷金はあらかじめ預けておく保証金になります。
何らかの理由で家賃を払えなかったり、退去の際に修繕が必要になった時に、この敷金から支払われます。
使われなかった分は退去の際に戻ってきます。
平均して家賃の1か月分から2か月分を預けます。
家賃5万円の物件だと10万円、家賃10万円だと20万円は用意しておいた方が良いですね。
敷金礼金が高額だからと、最近では敷金なしの物件もあるようです。
敷金がない場合にはトラブルがあった場合には、その都度実費を請求されることになります。
初期費用が安いからいいと考えるのではなく、敷金なしの物件は、万が一の場合や退去時の修繕費用は、どうなるのかをあらかじめ確認しておきましょう。
礼金(同棲の初期費用)
次に部屋を借りる際に必要になるのが礼金です。
これは日本独自の習慣で、その昔、知り合いに部屋を借りる時などに、大家さんにお礼として心付けを渡していたのが、そのまま慣習として残ってしまっています。
最近では都市部では礼金なしの物件も増えていますが、地方などはまだまだ根強いようです。
敷金と同じ家賃の1か月から2か月分になりますが、敷金とは全く意味合いが違うお金だと言うことは頭に入れておきましょう。
当月分家賃(同棲の初期費用)
部屋を借りる時には、入居する月の家賃も最初に支払う必要があります。
月の途中からの入居の場合には、日割りや5日や10日間で割って計算してくれる場合もありますが、中には残り数日しかなくても1か月分支払う必要がある物件もあるようです。
不動産屋や管理会社によって対応が違うようです。
部屋探しの際にはその辺も考えながら、あまり損をしない物件を探しましょう。
翌月分家賃(同棲の初期費用)
部屋を借りる時には、当月分家賃とともに翌月分家賃も支払う必要があります。
これは賃貸では前の月に集金することが慣習になっているためです。
これは敷金礼金なしの物件でも必ず必要になるので必ず用意しておきましょう。
保証会社費用(同棲の初期費用)
部屋を借りる時に家賃保証会社を利用するのなら、そちらへ支払う手数料も必要になります。
最近では連帯保証人を付けたくても、不動産屋や大家、管理会社の方でより確実に滞納時に家賃を支払ってもらえる家賃保証会社を指定している場合もあります。
信頼できる親などに連帯保証人をお願いできる時には、部屋を探すときに連帯保証人可の物件を探した方が余計な出費がなくていいかもしれませんね。
家賃保証会社へ支払うお金は、家賃1か月分とか、家賃の半分、2~3万円など、会社によってかなり違うようです。
部屋を借りる時に指定されている場合もあります。
火災保険(同棲の初期費用)
部屋を借りる時には火災保険にも入る必要があります。
火災保険には万が一火災を起こしたり、他からのもらい火で火事になってしまった時に、必要になります。
火災保険には2つあります。
大家に対して原状回復を保障するための借家人賠償責任保険と、自分の家財や財産を保障してもらうための家財保険です。
火事になってしまったら、靴下1枚、パンツ1枚から、パソコン、テレビ、冷蔵庫、すべて燃えてしまうので、生活を再建させるためにも家財保険に必ず入りましょう。
部屋を契約するときに保険会社は指定されることがほとんどですが、火災保険料が多すぎると感じたら、家財保険が適切かどうかを見直してみましょう。
500万円とか1千万とか高額な金額を掛けられている場合もあるので見直しの余地があります。
仲介手数料(同棲の初期費用)
不動産屋さんで部屋を探した場合には、仲介手数料が必要になります。
通常は家賃の1か月分が請求されます。これは法律で決められている上限です。
最近では仲介手数料が安くなったり、無料になる物件もあるようです。
タダの裏には何かありそうですが、特に裏話はないようです。
そういった物件を探してみるのもお金を節約する知恵ですね。
鍵交換費(同棲の初期費用)
退去する際に鍵を回収しているはずですが、もしも前に住んでいた人が合い鍵を作っていて、そちらを回収できていなかった場合には、不法侵入されたら困りますよね。
最近では新しく入居する際に、鍵を交換することが当然になっていますが、その実費は新しく入居する人に請求されます。
だいたい相場は1万円ちょっとから2万円程度になります。
自分で安い鍵業者を探してやることもできるようなので、この辺は大家さんや管理会社と交渉の余地がありそうです。
ただし大家さんや管理会社に無断で鍵を交換してはいけません。
必ず了承を取ってからにしましょう!!