一方、今回の藤原の抜擢に戦々恐々としているのは現役のスポーツアナウンサーたちだ。
「専門知識も多く必要とされ、場の空気をうまく掴んでそれを視聴者にわかりやすいように伝えなければならないなど求められるスキルも多いため、スポーツアナウンサーは専門職の位置づけでした。ところが近年は、芸人や訓練を受けていないフリーアナウンサーが担当する機会が急増。参入の壁が確実に下がっています。人気アイドルでもある藤原がスポーツアナウンサーをこなせるようになると、かつてSMAPがバラエティ界を席巻したのと同じくらいの衝撃度がある。藤原はジャニーズということもあってテレ朝のアナウンス部が全面バックアップするなど、局側の“目論見”も感じられるため、簡単にマネできる例ではないでしょうが、今後他事務所のスポーツ好きアイドルが参戦する流れも加速しそうです」(芸能関係者)
14日の中継は関西ローカルだが、近年スポーツの中継はTVerを始めとした配信メディアでもリアルタイムで視聴できる例も増えている。藤原の活躍次第で、今後のスポーツメディアを取り巻く環境が激変するかもしれない。