「プロ野球の実況に本気で挑戦したいという藤原の夢を叶えるため、テレビ朝日のアナウンス部が全面協力し、田畑祐一アナウンサーが3カ月にわたって“ガチ”指導。昨年7月に前後編で放送された際はまだまだ課題が多いとして厳しめの採点でしたが、今年3月の放送では、苦手だった即時描写(目に入ったものをひたすら実況し続けるトレーニング)にもかなりの上達が見られ、“最終テスト”も合格。業界内でも『藤原の実況はめきめき上達している』と高評価でした」(在京テレビ局関係者)

 今回は阪神・オリックスOBの糸井嘉男氏が解説で、その隣に座って試合中継を仕切ることになる。

「一発勝負の生中継なので、失敗や焦りなどすべてが画面越しから伝わります。この点は“現場”に強いアイドルなら大丈夫そうですが、もうひとつ課題があり、それは自分ひとりで実況すればいいというものではなく、フリートークや解説が決してうまくない糸井氏を盛り立てて、彼に喋らせるよううまく話を振ってあげないといけないということ。これを生でやる必要がありますから、『アプデ』での実況収録とはまったく次元が違う。ただこれをうまくこなし、一定の評価を得られれば、全国放送での展開や、他局からの依頼もあるでしょう」